2014年08月13日

「受け入れてくれる施設があると思わなかった」ご家族様の声

長期にわたる入院で症状が進行
奥様と二人暮らしの男性。
転倒し大怪我をしてしまい、長期にわたって入院されていました。
その間に、認知症の症状が進行。
幻視が見えるようになり、会話を続けることが難しくなっていました。
病院の先生は「このままでは自宅でケアすることができないので、退院をすすめることはできない。
もし、対応できる認知症専門の施設を、退院後すぐに利用するなら許可できますが…」と言われたそうです。
それを聞いたケアマネジャーが、奥様にふるさとのご利用をご提案。
ケアマネジャーは以前より、ふるさとがどんなご状況のお客様もお断りしないと施設であることに
信頼を寄せてくださっていました。
奥様がふるさと利用の旨を伝えると、先生はふるさとをご存じでした。
「ふるさとなら大丈夫。週に6日利用してください」と、退院を許可してくださり、ご退院されました。

施設では主に男性スタッフが対応
ご本人様は、几帳面で曲がったことがお嫌いな方であると、奥様から伺っていました。
経験上、几帳面な男性のお客様には、同性である男性スタッフが積極的に対応した方が、
お気持ちが落ち着いていただけることを知っていましたので、
施設では、主に男性スタッフが対応するようにしました。
また、ご本人様の言われた短い言葉や、見ていらっしゃるのものを見て、
何をおっしゃりたいのか察するよう心がけました。

常にご本人様の目線を追い、同じものを見るように
席を立たれ、何かを探すように歩いて行かれることが頻繁にありました。
どこかへ行かれようとするときは、幻視や妄想で感情が昂っていらっしゃるときです。
無言でしたが、何かに怒っていらっしゃるのが分かったスタッフは、
目線の先にあるものや、手で示そうとされているものを見ました。
常にご本人様の目線を追い、同じものを見るようにしました。
時々スタッフは、「発注したサイズと違いますよね。私も仕事になりません。困りました」と、
以前されていたお仕事に関係した話をし、お気持ちを代弁するよう言葉にしました。
そうすると、「そうそう」と頷かれ、しばらく施設内を歩き、お席に戻られるようになりました。
ご利用回数を重ねるごとに少しずつ、お席に座って、落ち着いた時間を過ごしていただけるようになりました。

「すごく助かっています」と、奥様が大変喜んでくださった
ご本人様の症状に奥様は戸惑われていて、退院されてからの生活をとても不安に思われていたそう。
スタッフは、今までに得た知識や経験をもとに、認知症の症状についてのご説明や、
具体的な対応方法など、奥様にお話しさせていただきました。
ご利用から1ヶ月が過ぎた頃、奥様が大変喜んでくださっていることを知りました。
「まさか受け入れて対応してくれる施設があると思わなかったです。すごく助かっています」と、
おっしゃってくださっていることを、スタッフはケアマネジャーより伺いました。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 横浜市内