2012年12月12日

ふるさとのレクリエーションで不眠症改善

ご本人が不眠症でご家族様が睡眠不足に
長女ご一家とお住まいの女性のお客様。
ご家族皆様はとても仲が良く、笑顔の絶えない毎日を送っていました。
ところがひとつだけお悩みがありました。
それは、ご本人が夜になっても眠らずに朝まで起きているので、
見守りをするためにご家族様のどなたか一人が一晩中起きていなくてはならなかったそうです。
ご家族様は常に寝不足の状態が続いたので体調を崩されることもあり、ケアマネジャーに相談しました。

生活に変化をつけるためにふるさとへ
「デイサービスで生活に変化をつけることで不眠症も和らぐことが期待できる」
と、ケアマネジャーの提案で、ふるさとにいらっしゃることになりました。

いらっしゃることが決まってから、夜にはぐっすり眠っていただけるように、
レクリエーションをどのように組み込めばよいのかスタッフ同士で相談を行いました。
いくつかの意見が挙げられましたが、体を使うレクリエーションと少し頭を使うレクリエーションを
交互に行うことにいたしました。
また、ご本人の状態によっては、内容を入れ替えることも考慮し、予備のレクリエーションの準備も行いました。

運動することと頭を使うことのバランス
はじめに健康チェックをさせていただいた後、これまで使っていなかった筋肉をほぐしていただけるように、
体操のレクリエーションに参加していただきました。
すると、スタッフのお声かけに合わせて楽しそうにお体を動かしておられました。
その次は「かるた」のレクリエーション。頭も使いますが、お体の瞬発力も必要とされます。
始めは目の前のかるたを取っておられましたが、
後半は遠くまで腕を伸ばしてお客様と競いながら参加していらっしゃいました。

その日の夜はぐっすり
ご本人は午後もお疲れのご様子もなく、ボール投げなど体を使ったレクリエーションを楽しんでくださいました。
そして、この日は健康的な疲労を感じていただけたのでしょうか、夜9時過ぎにはお休みになったそうです。

その後もふるさとにいらっしゃる日を楽しみにしてくださり、
ご利用を開始してから1ヶ月程経つと、平日は毎日利用していただけることになりました。
ご本人は夜10時までには就寝する習慣が身につき、ご家族様が一晩中起きて見守る必要もほとんどなく、
家族全員がぐっすり眠れるようになったと喜んでくださいました。
そして、ご本人と一緒に過ごせる時間を以前よりも大切になさっているそうです。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 横浜市内