短期記憶能力の低下　デイサービスを利用したが…
ご長男ご家族とお住まいの女性。
近所付き合いがなく、日中はほとんどお一人でお過ごしでした。
毎日買い物に出かけることが日課だったのですが、
短期記憶能力が低下したことから、ご家族様はご本人様の外出を心配に思うように…。
そこで、デイサービスを利用することになったのですが、
ご本人様は嫌がり、通わなかったそうです。

特に心配だったのは入浴でした　
また、ご家族様が特に不安に思っていたのは、お一人でのご入浴でした。
留守中、誰もいない間に入られていたそうで、
「何かあったら…」とご家族様はいつも心配していたそうです。
そのことを近所に住むご長女がケアマネジャーに相談し、
ご長女とご本人様お二人でふるさとにご見学にいらしていただくこととなりました。
スタッフは、ご年齢やご性格などをあらかじめ伺っておりましたので、
歳が近く気が合いそうな方の隣りの席をご用意し、ご本人様をお迎えしました。
歌や談笑を楽しんでくださり、「また来たいわ」と言ってくださったことから、
ご利用いただくことが決まりました。

安全なご入浴と楽しい時間のご提供
ご入浴については、お一人で入られることをご家族様が心配していることを
ご本人様にていねいにお伝えし、施設の浴室を見ていただきました。
「ここならわたしたちがいますから安全です。ゆっくりと楽しんでくださいね」と
お話しすると、快くご入浴されました。
また、もともと社交的なご性格なご本人様は、あっという間に周りの方と打ち解け、
笑顔で楽しまれるように。
レクリエーションは夢中になって取り組んでくださり、
通っていただくうちに記憶力がよくなり、身体もお元気になっていきました。

「毎日でも行きたい」と言うくらい気に入っていただいた
実のところケアマネジャーは、以前は通えなかったことから、
「今回も通えないかもしれない」と思っていたそうです。
「ダメでもともと」とご見学を勧めたそうですが、ご本人様はとても気に入ってくださいました。
ご帰宅後、ふるさとでのことを楽しそうにご家族様へお話しされ、
「毎日でも行きたいわ」とおっしゃっているそうです。
さらにご長女より、「こんなに楽しそうに通うなんて…。本当、親孝行になったと思います」と
嬉しいお言葉をいただきました。

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