2023年04月05日

他のお客様とのコミュニケーションを楽しまれ、大声・暴言が減った

スポット利用でふるさとに

息子さんと2人暮らしの80代女性。
一般のデイサービスをご利用でしたが、利用中の施設がコロナ禍で休業に。
担当のケアマネジャーから、「スポット利用でふるさとに通えないか」と
お問い合わせをいただき、2週間ほどご利用いただくことになりました。
その後一般のデイサービスに戻られましたが
ご本人の認知症の症状が進み、大声や暴言が増え
他のご利用者の方が気にされるようになったことから
ケアマネジャーより再度ふるさとにお声がかかり、ご利用へと繋がりました。

一般デイの利用が困難になり再びふるさとへ

以前にスポット利用されたこともあり、スムーズにご利用が開始しました。
一般のデイサービスに通われていた頃は、
周りのご利用者が認知症ではない方ばかりのため会話が上手くいかず
皆で一緒に何かをするということが難しかったそうです。
一人で過ごす時間が多く、手持ち無沙汰になりがちで
「なんだよ!」「ばかやろう!」といった言葉を
大きな声で言うことが増えていたとのこと。
ふるさとではお客様が全員認知症の方なので、大きな声を出しても
皆様あまり気にしないため、すぐに馴染むことができました。
ご本人はお話し好きな方なので、スタッフとのお喋りだけではなく、
他のお客様との会話も楽しまれ、穏やかに過ごされるようになりました。

大声や暴言が少なくなった

ご本人はキャッチボールや風船バレー、体操といった
運動系のレクリエーションがお好きで、熱心に取り組まれており
大きな声を出す頻度が徐々に減っていきました。
ふるさとにいる間は、一人でボーッと座っている…という時間がほとんどなく、
できるできないにかかわらず皆様にレクリエーションや機能訓練、
イベントなどに参加していただけるようお誘いしています。
またできないことはスタッフがサポートをし、
できた楽しさを味わっていただけるように努めています。
手持ち無沙汰な時間がないことが、大声・暴言といった症状の減少に
繋がっていると思います。

笑顔の写真にケアマネジャーもびっくり

ケアマネジャーに写真や施設のお便りをお渡しして、
最近のご本人の様子をご報告すると大変驚かれます。
笑顔で写っている写真や、レクリエーションや体操に取り組まれる写真を見て
「もっと早くご紹介したら良かったですね」とおっしゃられることも。
ふるさとに行った日は機嫌良く帰宅されるので、
息子さんもとても喜んでくださっています。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 川崎市内