2019年01月02日

ご家族にも休息の時間を

介護で気の抜けない生活、奥様は体調を崩された
奥様とお住まいの男性。
もの忘れが多くなり、次第に日常生活にも支障が出るようになったそうです。
病院での診断は認知症。
しばらく奥様が介護をされていましたが、
少しも気を抜けない生活から体調を崩してしまい、ケアマネジャーに相談。
認知症対応型のふるさとを紹介され、ご利用いただくことになりました。

帰宅願望…ふるさとにいる理由を作る
ご利用し始めてから何日間かは、帰宅願望がとても強く、
施設に到着してからすぐに「帰りたい」とおっしゃるため、
最初はお昼ご飯を食べたらお送りする、というご利用予定で通所いただきました。
まだ施設に慣れていないことや、なぜここにいるのかわからないことから
「家に帰りたい」という気持ちが強くなることが多いので、
ふるさとにいる理由を作るために、仕事をしていただくことにしました。

仕事をお願いしたいとお声かけ
「○○さん、仕事をお願いしてもいいですか?」とお声かけし、パズルをお渡しする。
レクリエーションでも、体操でも、「これ、お願いしてもいいですか」と依頼する。
すると次第に「帰りたい」とおっしゃらなくなり、
ご利用予定も16時20分までに延長となりました。
仕事としてふるさとへいらっしゃるので、集中してレクリエーションに参加くださり
今では他のお客様の季節の作品や、パズルなどをお手伝いされることも増えました。

ふるさとの日は奥様も休息できるように
またご本人は畑仕事が趣味の方で、様々な野菜を育てていらっしゃいました。
ご自宅では入浴が難しく、いつも衣服や体に土が付いている状態でした。
土が付いたままご自宅に入ってしまうので、家の中も泥だらけに。
奥様から、清潔保持もお願いしたいとのことでしたので
ふるさとへいらっしゃった日は、必ず入浴いただき、
清潔な服に着替えていただくようにしました。
「ふるさとの日は休息できる」と奥様にも喜んでいただけています。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 横浜市内