2013年12月04日

大規模型のデイサービスで孤立した存在になってしまった

他のお客様とトラブルが続いた
奥様と二人暮らしの男性。
はじめは、大規模型(定員40名)の他のデイサービスを利用していらっしゃいました。
ご本人は施設の職員が傍を離れると、大きな声で他のお客様に話しかけるので、
話しかけられた方が「大きな声を出さないで」と言うと、ご本人は怒り出すこともありました。
その結果、他のお客様から避けられるようになり、お一人で過ごすことが多くなっていったそうです。

ケアマネジャーの提案で「小さなデイサービス」へ
ケアマネジャーは、ご本人が施設内で孤立した状態になっていることを懸念し、
お客様おひとりお一人に目が行き届く小規模型の施設であれば、ご本人も安心して過ごせることから、
ふるさとのご利用を提案しました。

ご本人の得意なことや興味のあることを伺った
ふるさとに初めていらっしゃった日、ご本人はイライラしているご様子でした。
ご本人はスポーツが得意でいらっしゃることをご家族様から伺っていたので、
風船バレーや玉入れゲームのレクリエーションにご案内すると、積極的に参加してくださいました。
レクリエーション終了時にスタッフから「運動神経が良いですね!」と、声をお掛けすると、
笑顔で応じてくださいました。
その後もスタッフとの会話が盛り上がり、他にご興味があることなど質問させていただく中で、
脳トレーニングのレクリエーションも気に入っていただけそうだったので、
パズルのレクリエーションに参加していただきました。
それから1ヶ月経った頃には、スタッフだけではなく他のお客様とも会話をされることが多くなり、
ふるさとで楽しい時間を過ごしていただくようになりました。

ふるさとの看板をご覧になると機嫌が良くなる?
そんなある日、ご本人は奥様と車でお出かけになった際、
「いつものコースで帰って欲しい」と、おっしゃったそうです。
奥様は、はじめはご本人が何のことを言っているのか理解できなかったそうですが、
「いつものコース」とは、「ふるさとの送迎コース」であることに気づきました。
それ以来、遠回りでもふるさとの前を通ってご自宅にお戻りになるそうです。
奥様からスタッフに、「主人はふるさとの看板を見ると機嫌が良くなるのですよ。」と、
笑顔で教えてくださいました。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 横浜市内