2013年12月11日

偏食の傾向がある方、ふるさとで食事の量が増えた理由

「出かけたくない」「食べたくない」
長男ご夫妻と三人暮らしの女性。
ご本人はご自宅からほとんど出ることがなく、
頻繁に家の窓から近所の方に向かって大きな声を出していたそうです。
そのため、ご本人だけではなく、ご家族様も近所の方から敬遠されるようになってしまいました。
また、ご本人は好き嫌いが多いので、食事をほとんど召し上がらないことをご家族様は心配していらっしゃいました。

スタッフはご本人の寂しいお気持ちに気づいた
ケアマネジャーはデイサービスを利用する必要があると判断し、ご本人に合った施設を検討していました。
そのような中、他のお客様でふるさとに行くことを楽しみにしている方が何人かいらっしゃると、
同僚のケアマネジャーから報告があったことがきっかけとなり、ふるさとをご利用いただくことになりました。
スタッフがご自宅へ訪問させていただくと、ご本人が窓から外に向かって大声で何かお話をされており、
ご家族様はその様子を不安げに見つめていました。
スタッフは「ご本人は話し相手を求めて、外に向かって大きな声を出していらっしゃるのではないか」と、考えました。
ご本人は少しお耳が遠いようで、スタッフが大きめの声でお話すると応じてくださり、
笑顔でスタッフとお話してくださいました。

ふるさとでお昼ごはんを残さず召し上がってくださった
元々週2回のご利用を予定していらっしゃいましたが、
ご本人はすっかりふるさとのスタッフや他のお客様に心を開いてくださったので、週5回のご利用に決まりました。
お昼ごはんも他のお客様と会話を楽しみながら召し上がってくださり、食事を残すことはほとんどありませんでした。
そのことをご家族様に報告させていただくと「あんなに好き嫌いが多かったのに!」と、
笑いながら喜んでいらっしゃいました。

早起きをしてスタッフのお迎えを楽しみにしてくださっている
ふるさとご利用日は、ご本人は早起きをしてスタッフのお迎えを待ち遠しそうにしてくださっているそうです。
そして、ご本人はご自宅でもご家族様との会話も増え、現在は外に向かって大声を出すこともなくなったそうで、
ご家族様は安心してくださいました。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 横浜市内