2016年08月10日

家庭の状況に合わせて、利用の追加や変更も可能です

徐々に家事が困難に 寝ていることが増え生活リズムが変化
ご主人と二人暮らしの女性。
認知症状が進むにつれて家事ができなくなり、
近所に住む娘さんが週に何度か手伝いに来ていました。
家事ができなくなったお母様は、買い物にも行かず寝ているばかりになり、
生活リズムが変化しただけでなく、ご家族様と言い合いになることも多くなっていました。
気分転換とご家族様の負担を減らすため、近隣のデイサービスを利用することとなりました。

近隣のデイサービスを利用したが…
しかし、1日に30名が利用する大きなデイサービスには認知症の方は少なく、
お母様は活動に参加できなかったり、周りの方とトラブルになることがあったそうです。
さらに、朝の送迎に間に合うよう支度をしなければならないことが大きな負担に。
ケアマネジャーは、送迎の時間をご家族様の都合に合わせることが可能で、
認知症に対応ができるデイサービスをと、ふるさとを勧めたとのことでした。

笑顔でふるさとにご来所になったものの いつもと様子が違うのを感じて
初めての利用日にお迎えに伺うと、「どこに行くの?」、
「何をすればいいのか、わからないわ」と不安を口にされていました。
スタッフは、これから行くふるさとについて、ていねいにお話しさせていただきました。
お支度を手伝いしご来所いただくと、レクリエーションに参加され、
時折、笑顔を見せながら楽しんでくださいました。
それから週3回通っていただいていたのですが、ある日お父様が入院されることになりました。
お母様をおひとりにはできないので、娘さんはご実家に泊まるようになったのですが、
入院中のお父様の手伝いや、ご自分の家庭のこともやらなければならず、
たいへんお困りになっていました。
その頃にはお悩みや心配事などを気さくにスタッフに相談してくださるようになっていたので、
事情を知ったスタッフはふるさとが何かできることがないだろうかと、すぐにケアマネジャーに相談。
ご利用日を一時的に増やすことになりました。

「急に用事ができても大丈夫」ご家族様に安心していただけた
娘さんは「利用日を増やしたら、その後もその回数で通わなければいけないのかと心配で…。
一時的に増やせることになって、本当によかった」と安心していました。
その後、お父様の入院期間が延びたことから、お母様はしばらく娘さん宅へ行くことになりました。
現在、スタッフはそちらへお迎えに伺っております。
朝伺うと、「あら、今日はあなたのところへ行く日ね」とお母様は笑顔でご来所くださいます。
ケアマネジャーによると、娘さんから「振り替えや追加ができるので、
急に用事ができたとしても大丈夫だと分かりました。安心して利用しています」と
嬉しいお言葉をいただいたそうです。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 川崎市内