一般のデイサービスに通えず…
ご主人と2人暮らしの80代女性。
ご自宅で自営業をされていましたが、次第に従業員の方に暴言を言うように。
一緒に働いていた娘さんが困ってしまい、ケアマネジャーに相談したところ、
一般のデイサービスを勧められ見学へ。
けれど見学に行った際、「なんでこんなところに行かなくちゃいけないの!行かない!」と
ご本人が怒ってしまい、通うことができませんでした。
ホームページでふるさとを知った
娘さんはお仕事と介護で疲れ果ててしまったため、どこか通えそうなところはないか調べて
ホームページでふるさとのことを知ったそうです。
その後、ケアマネジャーにふるさとを紹介してもらい、ご利用へと繋がりました。
デイサービスに良い印象を持っていないとのお話でしたので、
慎重にお誘いをすることにしました。
デイサービスと言わない・制服も着ない
「デイサービス」という言葉を聞くだけでも怒ってしまわれるので、その単語を使わず、
また制服も着ないようにし、私服でご自宅に伺うようにしました。
週に1、2回、お顔を覚えていただくために通い、お話しをしながら公園まで歩いたり。
当初は暗い表情でしたが、徐々に笑顔を見せてくださるようになりました。
2ヶ月ほど経ったころ、ご自宅での入浴の際、ご自分で頭を洗えなくなったと娘さんからご相談が。
「食事付きのお風呂に入れるところなんですよ、行ってみませんか。髪もさっぱりしますよ」と
お話ししたところ、スムーズに送迎車に乗っていただけました。
デイサービスって楽しいとおっしゃられるまでに
利用が始まってからは、すぐにふるさとに馴染まれ、
他のお客様の輪の中に加わってくださいました。
レクリエーションや体操にも積極的に参加され、お昼ご飯も完食。
お喋りが大好きな方で、スタッフはもちろん、他のお客様ともたくさん会話をされます。
週1回のご利用だったのが、週2回になり、徐々に増えて今では週4回に。
1ヶ月経ったころには、「デイサービスって楽しいね」と話され、
『ずっと隠しているつもりだったのに気づかれていたのか…』とスタッフは驚きつつも
大変嬉しく思っています。
認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 川崎市内