2018年7月4日

認知症の様々な症状…寂しさが原因?

暴言・暴力・盗癖に悩み、ふるさとへ
奥様と2人暮らしの70代の男性。
認知症を発症してから言動が荒くなり、奥様に手を上げることが増えたそうです。
また徘徊の症状もあり、その際に量販店へ行き、商品を持ち帰って来てしまうことも。
奥様がご自宅でのケアに悩まれていたところ、
ケアマネジャーより「認知症の方専門のふるさとへ」とご紹介があり、
ご利用いただくことになりました。

帰りたくなったらご自宅へ帰ってしまう
ご利用いただくことになった施設は、ご自宅からすぐ近くにありました。
そのためか、ご利用当初は、朝ふるさとへ到着してから1時間もたたないうちに、
「家に帰る」と言って、ご自宅へ帰ってしまうことも多々。
拒否が強く、無理に止めることは困難だったため、
ご本人が施設から出て行こうとしたら、スタッフがついて行き、ご自宅へお送りする…という対応を
ふるさとに慣れてくださるまで続けました。

寂しくなると「帰りたい」
しばらく通っていただくうちに、ご本人が「帰りたい」という気持ちになるのは、
寂しくなった時なのだとわかりました。
手持ちぶさたになると、施設内でタバコを吸おうとしたり、
他のお客様の持ち物を持って行こうとする、ということもわかりました。
そこで、スタッフができる限り寄り添い、たくさんお声かけを行なったところ、
施設から出て行ってしまう回数は少なくなり、盗癖の症状も抑えられるようになりました。

入浴のお誘いも受け入れてくださるようになった
通い始めのころは、入浴にも拒否がありました。
「お風呂へ入りましょう」とお誘いすると、必ず拒否される。
そのため、“お風呂”という言葉を使わず、
「1ヶ月に1回、体重を測らなければいけないんです、役所から言われていて…、ご協力いただけますか」
とお願いをして、脱衣所へ誘導。
そして「体重計にのるので、靴下を脱いでください」、「下も脱ぎましょうか」と服を脱いでいただき、
入浴していただくようにしました。
奥様は「ふるさとで過ごしてくれている時間はゆっくりできる」と、大変喜んでいらっしゃいます。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 川崎市内