2020年7月1日

洗髪を嫌がられる理由は…自分で乾かすのが面倒だった

スーパーで支払いを忘れてしまうように
息子さん、娘さんと3人暮らしの80代女性。
以前は近所のスーパーで買い物をし、家族の食事を作っていらっしゃいました。
しかし、認知症の症状がみられるようになってからは、時折買い物の際に
お金を払わずに帰ってきてしまうように。
一般のデイサービスでは利用を断られてしまったため、
日中、息子さんが働いている間は娘さんが、
夜間、娘さんが働いている間は息子さんが、交代で介護をすることになりました。
しばらくの間、ご家族だけで介護をする生活をしていらっしゃいましたが、
夜間働いて昼間介護を行っていた娘さんが体調を崩され、ケアマネジャーに相談。
認知症対応型のふるさとを紹介され、ご利用へと繋がりました。

家が気になり「帰りたい」
最初のお連れ出しから嫌がられることはなく、
スタッフに「おはよう」と挨拶してくださり、
スムーズにふるさとへ来ていただくことができました。
けれども、施設に入ってイスに座ると、すぐに「帰る」と。
ご自宅のことが気になるご様子でしたので、気分が変わるようなお声かけをし、
できる限り気持ちよく過ごしていただけるよう努めました。

髪を乾かしたくない…「私がセットしますよ!」
ご自宅では週1回の入浴だったため、
ぜひふるさとで入浴させてほしいと依頼がありました。
服を脱ぎたくないようで、お風呂へお誘いしても「入らない」と断られてしまいました。
そこで、「せっかく来たので健康チェックをしましょう」
「今日は体重を量らないといけないんですよ、お願いできますか?」と、
脱衣に繋がるようなお声かけをして、浴室へ。
なんとかご入浴いただくうちに、脱衣以外に、髪を洗うのもお嫌いということがわかりました。
お話を重ねるうちに、「自分で髪を乾かすことが面倒なので洗いたくない」と判明。
ふるさとでは、入浴後のケアもスタッフがお手伝いしていますので、
「私がドライヤーできれいにセットしますからね」とお声かけすると、
洗髪させてくださるようになりました。
身体や髪がきれいになってさっぱりするのは、ご本人自身もお好きなようで、
気持ちよさそうにしてくださっています。

娘さんの睡眠不足が解消された
服を脱ぎたくないからか、トイレへ行くこともあまり好きではないようでした。
そのため、できる限りトイレへ行くことを感じさせないよう、
入浴後に「ちょっとデートしましょう」とトイレへご誘導する、といった対応をしました。
今では、ご自宅へお帰りになる時に「またね」と、スタッフに声をかけてくださるようになり
すっかりふるさとに馴染んでくださいました。
娘さんも眠れるようになり、体調も回復され、大変喜んでくださっています。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 川崎市内