2017年08月16日

人付き合いを避けるような、ひとり暮らしの日々に

ひとりの生活に慣れ、他人と関わらなくなっていた 
ひとり暮らしの女性。
ご長女が週に1回のペースで様子を見に行っていましたが、
ご自宅にいるばかりで、人とかかわることがなく、心配していました。
好きだったお風呂に入らなくなり、時々、食事を食べていない様子も…
持病の薬を飲み忘れるようになったため、ケアマネジャーに相談し、
デイサービスを利用することになったそうです。

顔馴染みのスタッフと思い出話を楽しまれて
ケアマネジャーに勧められた幾つかのデイサービスの中で、
ふるさとの認知症ケアに興味を持たれたそうで、ご長女と二人で見学に来られることに。
ご来所された際に歌や体操に誘うと、喜んで参加され、
その時の様子を気に入られて、すぐにご利用いただくことになりました。
たまたまご本人が住む町内で、以前、飲食店を営んでいたスタッフがいましたので、
初回はそのスタッフがご対応することにしました。
「○○屋の娘です」と自己紹介をして、お話しすると、
思い出話が盛り上がり、リラックスしていただくことができたようでした。

自宅ではできない交流と歌で
また、歌がお好きなことが分かったので、
スタッフの演奏でうたうことや、皆様で声を合わせることなど、
ふるさとならではの「歌の時間」を楽しんでいただけるようにしました。
はじめの頃は、周りの方へ声をかけることはなかったのですが、
通うことに慣れてくると、スタッフや隣りの席の方にお話しかけられるようになり、
小さくか細かった声が、だんだん大きくはっきりとした声に。
発音もしっかり明瞭になってきました。

他の介護サービスと連携してご本人の生活をサポート
ご利用日にお迎えに行った際は、服薬や体調チェックを行い、
服薬を忘れていた場合は、すぐにご家族に連絡するようにしております。
週1回のご利用ですが、交流を楽しみ、入浴とお食事をしっかりされるようになったので、
ご体調が安定してきたとのこと。
それからしばらくして、ふるさとの他に訪問介護、訪問看護サービスの併用を開始されました。
現在も、他のサービスと連携を取りながら、ご本人の生活をサポートさせていただいております。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 川崎市内