2016年08月17日

得意なスポーツを楽しむ気持ちが意欲になって

敷地内同居の家族が見守っていたひとり暮らし しかし…
ひとり暮らしの女性。
以前から軽い物忘れや、お手洗いに行きたがらない様子があったのですが、
敷地内にお住まいのご家族様が、お母様の生活を見守っていました。
しかし、足を骨折し歩行が困難になると、おひとりでは移動ができず、
ほとんどの時間を布団の上で過ごすようになっていたそうです。

ほとんど寝たきりになり 以前より強くなった拒否
寝たきりに近い状態になったお母様をご家族様は心配していたのですが、
それぞれにお仕事があり、自宅でリハビリをすることができませんでした。
また、お手洗いへの拒否が強くなり、衛生環境が悪化…。
入浴も難しい状況だったそうです。
デイサービスの利用を考え、ケアマネジャーに相談したところ、
朝のお支度のサポートがあり、様々な拒否があってもご利用いただけることから、
認知症の方専門のふるさとを紹介されたとのことでした。

不安なく、楽しくご利用いただくために
慣れないデイサービスに緊張することなくご来所いただけるように、
ご挨拶に訪問した時から利用日のお迎えは、すべて同じスタッフがご対応しました。
するとすぐに、スタッフのことを覚えてくださり、
「あら、来てくれたの?」とにこやかな笑顔をくださるように。
スタッフはお話をしながら、お支度を手伝わせていただきました。
ご来所になると、他のスタッフともお話を楽しまれ、
若い頃の思い出話やご自身のことなど、たくさんのことを話してくださり、
スポーツが得意だったとのことで、『玉入れ』や『ボーリング』といった
運動系のレクリエーションで楽しく身体を動かしていただきました。
また、「運動したので、サッパリとしませんか?」と声をかけると、
快く入浴をしていただくことができました。

ご自分で歩かれるように ご家族様の介助負担が減って
ご利用当初は車イスでの移動だったのですが、
少しずつスタッフの介助で歩いていただくようにしました。
週3回の利用で3ヶ月が過ぎる頃になると、手引き歩行ができるように。
それから1ヶ月後は、手摺りにつかまっておひとりで歩かれるようになりました。
ご家族様より、「立てるようになり、トイレや着替えの手伝いが楽になりました」と
嬉しいお言葉をいただきました。
お手洗いはあまり行きたくないようですが、施設では時間を見て声をかけ、
出来るだけご自身のペースで行っていただけるよう見守らせていただいております。
現在お母様は、様々なレクリエーションに意欲的に参加してくださり、
楽しそうなご表情の写真をご家族様にお渡ししたところ、
「こんな笑顔、見たことない!」とたいへん喜んでくださっております。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 横浜市内