2023年10月04日

手作りの案内チラシを使ったお連れ出し

ご主人が介護疲れで体調不良に

ご主人と2人暮らしの80代女性。
長い間ご主人が介護をされていましたが、ご主人もご高齢のため
体力的に厳しくなり、体調を崩されるように。
また半年ほど前からご本人が入浴を強く拒否されるようになり
体も髪も洗えず不衛生な状態になっていたそうです。
ケアマネジャーに相談したところ、ふるさとなら通えるのではということで
ご利用へと繋がりました。

ご自宅の工事を理由にふるさとへ

最初のお連れ出しの際は、家から出てもらえませんでした。
ただお迎えに伺うだけではお連れ出しをするのは難しいと考え、
ご主人と相談し、「家の工事で大工さんが来るから出かけないといけない」と
ご本人にご説明をすることにしました。
朝スタッフがお迎えに伺ったら、まずは
ご本人に「工事で大工さんが家に入ります」と書かれた案内チラシをお見せして
丁寧にご説明しました。
すると「それじゃあ仕方がないね」と、送迎車に乗っていただくことができました。

ふるさとカラーを覚えてもらえた

しばらくは案内チラシを見せてご説明をしてから、ふるさとにお連れする…という形で
送迎を行っていましたが、3ヶ月ほど経つとふるさとの黄緑色の制服を覚えてくださり
スタッフがご自宅に伺うと「出かけるんだな」と思ってくださるようになりました。
案内チラシを使っている間は、ふるさとに少しでも早く慣れていただけるよう
毎回同じスタッフがお迎えに伺うようにしていましたが
チラシを見せなくても家から出てくださるようになった頃には
どのスタッフが伺ってもお連れ出しができるようになりました。

楽しくお風呂にお誘いする

その後、施設の雰囲気にも慣れてくださったところで
入浴のお誘いを開始。
初めのうちは「家で入ってるからいい」「昨日入った」と断られてばかりでしたが
お風呂というワードを出さず、「今日は体重を測りましょう!」
「ご主人が着替えを用意してくださったので着替えましょうか」と、
テンポよく楽しくお声かけをして、脱衣所にお連れするようにしたところ
それほど拒否なく入浴してくださるようになりました。
昼食は1つのおかずしか食べない、という傾向がありましたので、
丼ものやワンプレートにしてお出ししたところ、ほぼ完食してくださるように。
ご主人も大変喜んでくださっています。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 横浜市内