2023年08月02日

体調が悪いとおっしゃる日も、お顔を見にご自宅へ

双極性障害で一般デイの利用が困難に

1人暮らしの80代女性。
一般のデイサービスを利用されていましたが、
双極性障害も発症されている方で、朝の症状が特にひどく
お連れ出しをすることが難しくなり
通所することができなくなったそうです。
その後ケアマネジャーから「難しい症状をお持ちの方だが、
上手く連れ出してほしい」とふるさとに依頼があり、
ご利用いただくことになりました。

調子が悪い…電話で「休む」

ご利用を開始してからしばらくの間は
スムーズに通っていただくことができました。
しかし慣れてきたころから、時折双極性障害の症状が現れるように。
朝のお迎え前に「これからお迎えに伺います」と、ご本人に電話で連絡をすると
「今日は調子が悪いから休む」とおっしゃることが増えてきました。
そこである時、「わかりました。でも心配なのでお顔だけ見に伺いますね」と
お伝えし、ご自宅にお伺いすることにしました。

直に会ってお話しすれば気分が変わる

ご自宅に到着してインターフォンを押すと、出て来てくださったので
玄関で雑談をしていると、ご本人のお顔が徐々に明るくなりました。
15分ほどお話をしてから帰ろうとすると、「帰るの?」と寂しそうにされます。
「じゃあ車で来ているので、ドライブに行きますか?」とお誘いすると
送迎車に乗ってくださったので、そのままふるさとへ。
施設が見えると「あー、ここ来たことあるかも」とにっこりされ、
そのまま昼食を食べて、お送りの時間まで過ごしていただくことができました。

やりがいを感じてもらえるお声かけ

日によって波はあるものの、ご本人は元々お話し好きで、
楽しくお喋りをしていると気分が晴れてくるようでしたので、
電話で「調子が悪い」「休む」とおっしゃる日でも
必ず、まずはお顔を見にご自宅へ伺うようにしています。
また以前は学校の先生をされていた方なので、
スタッフが「先生!」とお声かけして、色々なことを教わったりと
ふるさとへ来ることにやりがいを感じていただけるような対応を行っています。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 横浜市内