2022年02月02日

他者との交流で昔の明るいお人柄が戻った

一人にするのが心配

娘さんと2人暮らしの70代女性。
娘さんは仕事をされているため、平日の日中は
ご自宅で、一人きりで過ごしていました。
以前は活発で世話好きだった方が、認知症の症状の進行に伴い、
ほとんど話さなくなり、ふさぎ込むようになったそうです。
また娘さんがいないときにご近所の敷地内に入ってしまうことが増え、
ご近所から苦情をもらうことも。
困ってしまった娘さんがケアマネジャーに相談し、
認知症対応型のふるさとにお声がかかりました。

娘さんが不在の時は断られてしまう

最初のご利用は、娘さんがご自宅にいらっしゃる日にしました。
娘さんが「行って来なよ」と送り出してくださったので、
初回はスムーズに来所いただくことができました。
しかし2回目のご利用は平日でしたので、娘さんは不在。
お迎えに伺うと「家のことをやらないといけないので」と
きっぱり断られてしまいました。

再度お迎えに伺う対応

少し時間をおき、再度お迎えにあがることに。
すると「あら、また来てくれたの?悪いね」とおっしゃり、
今度は送迎車にご乗車いただくことができました。
その後のご利用の際も、1回目のお迎えでは
すんなりご乗車いただくことができませんでしたが、
毎回時間をおいて再度お迎えに伺えば来所いただくことができました。
ご利用開始から1ヶ月ほど経った頃には、1回目のお迎えでも
ご乗車くださるようになりました。

他のお客様を気にかけてくださる

ご本人は娘さんがおっしゃっていた通り、とても社交的な方で、
他のお客様ともたくさん交流しておられます。
ご自身より重度の認知症の方の手助けをしたいとお思いのようで、
レクリエーションの時間には、「一緒にやろうね」と、
優しくお声かけしてくださることも。
娘さんも「昔の明るい母が戻ったみたい」
「たくさんの方と話すことで今の調子が保たれていると思う」と
大変喜んでくださっています。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 横浜市内