2021年10月05日

ご夫婦でのご利用 

日常生活が困難に

2人暮らしの80代のご夫婦。
ご夫婦ともに認知症を患っていらっしゃり、
症状が進むに従って生活がままならなくなったそうです。
お金の使い方もわからなくなっているようで、
家の中に物があふれている状態に。
またゴミ出しをするのも難しくなっていたため、
「家の周りが汚れている」と、ご近所の方から区役所に連絡が入りました。
その後、離れて暮らしている娘さんにも連絡がいき、
ケアマネジャーがついて、ふるさとにお声がかかりました。

お風呂で通所をお誘い

まずは区役所の方と、ケアマネジャー、ふるさとのスタッフで
ご自宅を訪問しました。
ご夫婦にお話を伺うと、「銭湯には通っている」とお話しされたので、
お風呂はお好きらしいと推測されました。
そこで、「ふるさとにもお風呂がありますよ。
楽しい季節のイベントもありますので一度いらっしゃいませんか」
とお誘いすると応じてくださり、
ご夫婦そろってのご利用が始まりました。

初回から笑顔が見られた

最初のお連れ出しの際、朝のお迎えの前にお電話をすると、
「えー…」という芳しくないお返事でした。
しかし、実際にご自宅に伺い、玄関で世間話をすると会話が弾み、
スムーズに送迎車に乗っていただくことができました。
初回のご利用から楽しんでいただけたようで、笑顔も多く見られました。
これにはケアマネジャーもびっくり!
初回のご利用のご報告は、通常ならば、その日行ったレクリエーションや、
体操について、食事の内容、入浴の有無等について記載しますが、
あまりに素敵な笑顔の写真をたくさん撮影できたので、
ケアマネジャーより「細かな報告よりも、楽しそうなご様子がわかる写真を
たくさん載せてください」とご要望があったほどでした。
娘さんと区役所の方に、お二人の笑顔があふれた報告書をお渡ししたところ、
大変喜んでいただくことができました。

体操やレクリエーションにも参加

初回のご利用から、入浴もすることができました。
本当にお風呂がお好きなようで、
ご本人から「お風呂はまだですか?」と尋ねられるほど。
お二人ともに、ゆっくり浴槽に浸かっていただきました。
現在も、ご利用日は必ずご入浴いただいています。
体操やレクリエーションにお誘いすると快く応じてくださり、
歌のレクリエーションの時間には、タンバリンや鈴を持って
楽しそうに演奏しながら歌ってくださいます。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 横浜市内