2021年06月02日

利用料が気になる…午前のみで利用を開始

一般デイに通えなくなった
奥様と娘さんと3人暮らしの80代男性。
足が不自由な方で、普段から車イスを使っていらっしゃいました。
一般のデイサービスをご利用でしたが、認知症の症状の進行に伴い
失禁が増え、利用が困難に。
奥様の介護負担を軽くするため、ケアマネジャーより
認知症対応型のふるさとを紹介され、ご利用へと繋がりました。

昼食の前にお送りする対応
ご本人は娘さんにお金を残したいという思いを強く持っておられ、
デイサービスの利用料を大変気にされていました。
そのため、午前中のみの利用で通所を開始。
入浴はご希望でしたので、来所時には二人介助でご入浴いただいて、
昼食前にご自宅へお送りするようにしました。
便失禁をされている時も、すぐにお風呂できれいにできるので、
奥様にも喜んでいただけました。

午後も過ごしたい
午前のみでご利用いただいて1ヶ月ほど経った頃、
ご本人から「昼食も食べようかな」とお話がありました。
ふるさとでは、お客様が過ごすスペースと同じフロアにあるキッチンで
食事の準備をするため、ご本人がお帰りになる時は
いつも昼食のいい匂いがしていました。
また1ヶ月ほど経った頃には、仲の良いスタッフもでき、
ふるさとにすっかり打ちとけてくださっていたので
「午後の時間も過ごしたい」と思ってくださったようです。

おしゃべりが楽しみ
ご利用開始当初は強張った表情でしたが、
今では「はい、おはようー」と挨拶をして来所くださり、
午後のレクリエーションにも参加されます。
他のお客様の中にご友人もでき「今日は○○さんは来る?」と、
おしゃべりできるのを楽しみにしているご様子。
また大学生のアルバイトスタッフのことも気にかけてくださり、
「試験はどうだった?」と声をかけてくださいます。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 川崎市内