2019年10月02日

在宅で介護をしたいとお考えのご家族様へ

自宅だけでの介護が困難になりふるさとへ
奥様と2人暮らしの、80代の男性。
ご自宅で奥様が介護をしていましたが、認知症の症状が進行するにつれて
ご本人が嫌がるようになり、怒り出してしまうことが多くなったそうです。
ケアマネジャーに相談したところ、一般のデイサービスでは難しいのではということで、
認知症対応型のふるさとを勧められ、ご利用へと繋がりました。

いつか断られるのでは…と不安だった
ご利用を開始される際、奥様より
「どこまで症状が進んだら利用を断られますか?」と尋ねられました。
奥様は、利用途中で断られることを心配されていましたので、
ふるさとは原則、お断りをしないことをご説明。
「寝たきりになられても、ベッドまでお迎えにあがります。
ご自宅で看たいとお考えでしたらお手伝いしますよ」とお伝えし、ご利用が始まりました。

時には一緒に入浴!
ご自宅での入浴が難しくなっていたため、利用日には必ず入浴していただきました。
ご機嫌が良くない日もあり、脱衣所で服を脱いでいる時から
「今日は入らない!」と怒ってしまわれることも。
ある時、服を脱いで浴槽に入るタイミングで
「○○さん、お身体が温まりますよ、入りましょう」とお声かけしたところ
「だったらお前が先に入れよ!」と、いつになく怒り出してしまわれることがありました。
入浴介助にあたっていたスタッフが、じゃあ今日は一緒に入ろうと考え、
介助着を着たまま浴槽へ。
「僕も入りましたよ!一緒に入りましょう!」とお誘いしたところ、
笑顔で入ってくださいました。

奥様がとても喜んでくださった
今はそのお客様はお亡くなりになられ、ご利用終了となりましたが、
最初にお約束した通り、寝たきりになられても通所いただきました。
奥様からは「家で看取ることができた、私頑張ったわ。在宅っていいね」と
お話しいただき、お手伝いができたことをスタッフ一同嬉しく思っています。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 川崎市内