2019年09月04日

海外からいらっしゃった方への対応

中国語をお話しされる認知症のお客様
娘さん夫婦と3人暮らしの80代男性。
在日外国人の方で、日本語はわからず中国語をお話しされる方でした。
重度の認知症を患っていらっしゃったため、
ケアマネジャーが認知症対応型のふるさとを紹介し、ご利用へと繋がりました。

身ぶり手ぶりでコミュニケーション
最初のお連れ出しでも嫌がられるご様子はなく、スムーズに通所していただけましたが、
日本語が通じないためコミュニケーションがなかなかとれませんでした。
娘さん夫婦は長く日本で暮らしていたため、中国語があまりわからず、
ご家族の間でもコミュニケーションが難しい状態でした。
ふるさとでは単語集を用意し、ご本人がなんとおっしゃったのか調べたり、
スタッフが簡単な単語を覚えたり。
またジェスチャーを多用し、身ぶり手ぶりでお声かけし、
徐々に伝わるようになりました。

レクリエーションはマンツーマンで
レクリエーションの際も、これから何をやるかの説明が伝わらないため
最初は戸惑っていらっしゃるようでした。
そこでスタッフがご本人のお隣について、マンツーマンで対応。
ジェスチャーと単語で「こう身体を動かしますよ」とお伝えすると、
見よう見まねで参加してくださるように。
1ヶ月ほどで、ふるさとの雰囲気に慣れてくださり笑顔も見られるようになりました。

ふるさとに行くのが楽しい
ご利用開始当初より、ふるさとでの入浴をご家族から依頼されていました。
身体を洗うのは良いけれど、髪が濡れるのがとにかくお嫌のようでしたので
サササッと手際よく済ませるように心がけて入浴していただいています。
最近では、週3回のご利用だったのが週4回に。
娘さんからは、「ふるさとに行くのが楽しいと言っています」
「私も自分の時間を持てるようになってきました」と嬉しいお言葉をいただき、
スタッフ一同喜んでいます。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 川崎市内