2019年08月07日

一般デイでは他のご利用者とケンカになってしまったが…

入院後 引きこもりがちに
娘さん夫婦と3人暮らしの80代女性。
一般のデイサービスを利用していましたが、
他のご利用者に大声をあげることが多く、ケンカになってしまうことも。
また入浴を拒否され、なかなか入っていただけず困っていたそうです。
その後、骨折で入院。
間もなく退院されましたが、動きにくくなったため引きこもりがちの生活に。
心配した娘さんがケアマネジャーに相談し、
認知症対応型のふるさとを勧められご利用へと繋がりました。

まずはスタッフと仲良くなっていただく
最初にお迎えに伺ったときは、「知らないところには行きたくない」とおっしゃり、
なかなか送迎車に乗っていただけませんでした。
「一度試してみましょうよ」と繰り返しお誘いし、ご乗車いただくことはできましたが
途中で「どこへ連れて行くんだ!」と怒ってしまわれました。
しかし施設へ到着後、1時間ほどスタッフと一対一でおしゃべりをしたところ、
次第に眉間のしわがとれ、初日から他のお客様の輪の中に入ってくださいました。

「ふるさとへ行く」と認識してくださった
まだ慣れていらっしゃらない間は、ご本人が不安に思われないよう
スタッフがつきっきりで、マンツーマン対応を行いました。
ご利用を開始したころは、送迎車の中で
他のお客様に暴言を言ってしまうこともありましたが、
スタッフが間に入ってお声かけをし、できる限り不安を取り除けるよう努めたところ
徐々に、送迎車のことを“知らない場所へ連れていく車”ではなく
“ふるさとへ行く車”として認識してくださいました。

今では入浴が楽しみに
入浴については、嫌がっている場合には無理強いしないという考えのもと行いましたので
初日は入っていただけませんでしたが、
2回目以降はスムーズに入浴していただくことができました。
娘さんは、「お風呂に入れたんですか!?」と大変驚かれましたが、
すっかり慣れてくださった今では喜んで入ってくださいます。
歌とおしゃべりがお好きなようで、歌の時間を楽しみにしていらっしゃいますし
他のお客様とも仲良くお話しされています。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 川崎市内