2013年05月22日

久しぶりのご入浴で、ご本人に驚きの出来事が・・・

入浴の拒否、寝てばかりの生活
奥様とご長男の三人暮らしの男性。
ご本人は、ご自宅で寝てばかりの生活で、ご家族様がお風呂に入るように促しても、
拒否をなさっていたそうです。
不衛生な状態にご家族様は心配され、ケアマネジャーに相談をしました。

「動きたくない」スタッフのお誘いを受け入れていただけなかった
早速ご自宅へお迎えに伺い、スタッフがふるさとの車に乗っていただけるようお声かけをしましたが、
「動きたくない」と、すぐには乗っていただけませんでしたので、車椅子での移動をご案内いたしました。
すると、ご納得いただけたようで、施設までお越しいただきました。

足を洗わせていただくことから始めた
ご入浴の時間になり、スタッフがお誘いしましたが、やはり受け入れていただけませんでした。
ご本人はお風呂にしばらく入っていなかったので、怖がっていらっしゃるのではないか、
とスタッフは感じました。
そこで、「足だけでも洗いましょうか」とお声かけすると、少し不安そうなお顔でしたが、
頷いてくださり、浴室で足を洗わせていただけるようになりました。

ご自身の垢に驚き、「もう一回洗って欲しい」
足を洗っている間、ご本人は気持ち良さそうに安心していらっしゃるので、
「よろしければ、お風呂を沸かしておりますので、いかがですか?」とお声かけをしました。
少し嫌がるご様子も見られましたが、湯船に浸かっていただけました。
その後、お身体を洗わせていただくと、ご本人はご自身の垢の量の多さに驚かれ、
「もう一回洗って欲しい」とおっしゃったので、再度洗わせていただくこととなりました。

そのことをご家族様にご報告をすると、「まさかお風呂に入るとは思いませんでした。」と、
驚きと喜びのお声をいただきました。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 横浜市内