2012年09月21日

家の中の臭いが・・・「着替えだけでもして欲しい」

排泄介助やお着替え、ご入浴の介助も拒否
てんかんの発作の症状があり、頑固な性格の男性のお客様。
ご家族様がお困りだったことは、認知症の症状が進行してきたことだけではなく、排泄の介助でした。
それは、トイレでの介助拒否だけではなく、失禁された際にも着替えを拒むこと。
また、不衛生な状態と家の中で悪臭がすることに不安を感じていました。

着替えだけでもして欲しい
「着替えだけでもして欲しい・・・」と
ふるさとにいらっしゃることになりました。

一瞬の間を逃さず介助につなげる
ふるさとでも、トイレ介助に対して強い拒否がありました。
しかし、このままではお客様の不衛生な状態が続いてしまうので、
トイレ内で便座に腰をかけられた一瞬を見て、ズボンをおろして介助をいたしました。

お客様ご自身が一番苦痛を感じている
ところが、介助の際に毎回お客様がおっしゃることがあります。
「いつもゴメンネ・・・」
なぜ自分が介助を拒んでしまうのか分からず、申し訳ない気持ちでいっぱいだったようです。
スタッフも十分その気持ちが伝わっているので、「ますますやりがいを感じる」と言います。

また、ふるさとからご帰宅の際にリハビリパンツを2枚着用するようにしております。
それは、ご自宅で失禁なさったときも、内側の1枚を取り出すだけで済むので、
介助の負担が軽減されるからです。
「ふるさとで清潔な下着をつけてくれるようになって、本当に助かっています。」と、
ご家族様も安心して生活を送っていただけるようになりました。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 川崎市内