2014年03月05日

「手厚い介護をして欲しい」と、小さなデイサービスへ

体調不良のご主人を気遣うあまり、外出をしなくなった
ご主人と長男の3人暮らしの女性。
ご本人は以前、毎週のようにご主人とどこかにお出かけになっていました。
ところがご主人が体調を崩されたことをきっかけに、ご本人も外出をしなくなり、
自宅に引き籠もるようになりました。
ご家族様は、ご本人の体力が低下していることや家族以外の人と接する機会がない状況を心配しました。

手厚い介護が受けられる施設を求めてふるさとへ
ケアマネジャーはそのようなご本人の状況からデイサービスの利用を勧めました。
すると「大勢の中で雑な対応をされたら可哀想なので、利用者が少ない施設で手厚い介護をしてもらいたい」
と、ご家族様からのご要望があり、
ケアマネジャーはその条件に合う施設としてふるさとを紹介してくださいました。

時間が経つとスタッフを忘れてしまう
ご本人は利用初日から、ご主人のことが気になるようで「早く帰りたい」とおっしゃっていました。
ふるさとがご本人にとって安心できる場所となっていただけるように、
スタッフが1人専属でご対応し、ご自身について語っていただきました。
そうすることでスタッフに親近感を抱いてくださり、お帰りになる頃には笑顔を見せてくださるようになりました。
ところが次のご利用日が1週間先となり、
専属のスタッフがお迎えにあがってもお忘れになっているご様子で、
前回と同じように家のことが気になっていらっしゃるようでした。

ご利用回数を増やすことでふるさとがより身近な存在となった
そこで、もっとふるさとを身近に感じていただけるように、
週1回のご利用から週2回のご利用への変更をケアマネジャーに提案しました。
するとご家族様は、週2回の利用でご本人の様子に変化がなければ週1回にするということでご了承くださいました。
それから2ヶ月ほど経つと、毎回ふるさとに親近感を持ってくださるようになり、
1年以上経った現在ではレクリエーションに集中され、
ふるさとにいらっしゃる間は家のことが気がかりにならなくなったようです。
ご主人もひとりで休める時間が増えたことでゆっくり休養できるようになったそうで、
ご家族の皆様も喜んでくださいました。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 横浜市内