2013年11月20日

ふるさとのスタッフがご本人の異変に気づき病院へ

他のデイサービスを見学したが合わなかった
長女ご夫妻と三人暮らしの女性。
元々は、長女が常にご本人の傍にいて介護をしていましたが、
長女が仕事で家を不在にすることが多くなり、デイサービスの利用を希望しました。
いくつか他のデイサービスを見学しましたが、どちらの施設もご本人は嫌がったそうで、
ケアマネジャーの紹介でふるさとにいらっしゃることになりました。

早急に病院へ行く必要があるとスタッフは判断した
ふるさとご利用初日、すぐに施設の雰囲気に慣れてくださり、
朝の体操に参加していただけるようにご案内いたしました。
腕を高く上げる運動のとき、ご本人は少々苛立つご様子で胸を押さえていたので、
女性スタッフがご本人の胸部に触れさせていただくと、大きなシコリがあったので早急に救急車を呼びました。
救急車を呼ぶと同時に、長女へ救急搬送されることを電話でお伝えすると、
搬送先が決まり次第、病院に駆けつけてくださることになりました。

大きなシコリは大動脈瘤だった
検査の結果、ご本人の胸部には大動脈瘤があり、破裂寸前の状態だったことが判明しました。
その後、長女が病院にご到着になり、緊急手術が行われました。
同行させていただいたスタッフから、状況をご説明すると、
長女は、「本当にありがとうございました。母を家で一人にさせなくて本当に良かったです。」と、
涙を流していらっしゃいました。

再びふるさとへ
手術から約1ヶ月後、ご本人は合併症もなく普段の生活に戻り、
週に1回のペースで再びふるさとをご利用いただくことになりました。
大動脈瘤が見つかったときのスタッフの対応が的確だったことで、ご家族様から信頼してくださったそうです。
ふるさとのご利用を再開されてから半年が経った現在、入浴や運動を少し制限することはありますが、
ご本人は元気にふるさとで過ごしていらっしゃいます。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 川崎市内