2013年11月13日

介護者のご主人も「要支援」、ご本人への介護は困難だった

長男を亡くされてからご本人の笑顔がなくなっていった
ご主人と二人暮らしの女性。
ご本人は、以前はいつも明るく元気な方でしたが、1年前に長男を事故で亡くされてから、
すっかりご本人の笑顔がなくなってしまったそうです。
ご主人はそんなご本人を心配しながらも、ご自身も訪問介護サービスを受けているため、
ご本人の介護がほとんど出来ない状況でした。

地域包括支援センターから勧められてふるさとへ
ご本人は一人で外出することが多くなり、毎回近隣の方や警察に保護されることが続きました。
地域包括支援センターの職員はその状況を懸念し、ふるさとのご利用をケアマネジャーに勧めたそうです。
ケアマネジャーは介護サービスの利用限度にも配慮しながら、
短時間でも毎日ふるさとを利用できるように提案しました。

身体を使ったレクリエーションを取り入れた
スタッフは、ご本人が外出を頻繁にされると伺っていたので、
身体を使ったレクリエーションを取り入れることにしました。
他のお客様と交流を持っていただけるように、チーム対抗のレクリエーションに参加していただきました。
はじめは人見知りをすることもありましたが、スタッフを介してお話することも多くなり、
少しずつ笑顔を見せてくださるようになりました。

毎日を笑顔で過ごすようになった
できる限り、他のお客様と一緒の時間を過ごしていただけるように、
午後からお越しいただき、帰りのお送りのときは皆様と同じ車に乗っていただきました。
毎日ふるさとを利用しているので、お一人で外出することはなくなり、
ご自宅でご主人と会話をする時間が多くなったそうです。
ご主人はそんな奥様の笑顔を見つめては嬉しくて涙が止まらないと、心温まるお話をしてくださいました。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 川崎市内