2013年10月23日

日に日に話し方が厳しくなるご本人、困惑するご家族様

奥様が入院されてから、ご本人は不機嫌になっていった
奥様と二人暮らしの男性。
長女夫妻は近所にお住まいで、長女は頻繁にご両親の家に通い、
仲の良い家族として近所の方からも評判でした。
ところが、奥様が体調不良で入院してから、ご本人は長女に対して不機嫌な態度で接するようになり、
日に日に話し方が厳しくなっていったそうです。
長女はご本人に対して、どのように接して良いのか不安を感じるようになり、
ケアマネジャーに相談をしました。

手でバツを作って「行かない」のサイン、ご利用を拒否していた
ケアマネジャーは、長女にふるさとをご利用することを提案しました。
以前、他のお客様がふるさとにいらっしゃったとき、スタッフの対応をとても気に入ってくださったそうで、
そのことを知った長女は安心してふるさとのご利用を決めてくださいました。

初めてご利用いただく日、スタッフがお迎えにご自宅へ訪問すると、
ご本人は手でバツを作りながら首を振り、くるりとスタッフから背を向けていらっしゃいました。
それから1ヶ月間、同じ男性スタッフがご挨拶に伺うと、スタッフの顔を覚えてくださったようで、
初めてお会いしたときよりも、ご本人の表情が柔らかくなっていきました。

スタッフと交流を持ってくださるようになった
さらに1ヶ月ほど経った頃、男性スタッフの肘や肩に軽く触れながら話を聞いていただけるようになりました。
その様子を長女にお伝えし、今後のご対応について相談をさせていただきました。
そして、一度、長女夫妻に送り出しをしていただくこととなり、
玄関から、「お父さーん。お出かけですよー。」とお声かけをすると、
ご本人はスタッフと一緒に玄関の外まで出てきてくださいました。
ふるさとの車までご案内し、
「よろしければ、この先にお茶が飲めるところがあるので、いってみませんか?」と、お声かけすると、
少し不安なご様子だったので、長女のご主人に同乗していただくと、施設にお越しいただけるようになりました。

「特に心配はしていませんでした」
この日、お送りした際、ご本人がスタッフと親しく会話をしている様子を写真等で報告させていただくと、
「特に心配はしていませんでした。ふるさとさんは信用できると聞いていたので、
これからも父をよろしくおねがいします。」と、嬉しいお言葉をいただきました。
その次にお迎えにいくと、長女夫妻のお見送りがなくても、施設までお越しいただけるようになりました。
それから、2週間ほど経った現在、ご自宅でも表情や話し方が穏やかになっているそうです。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 横浜市内