2013年10月16日

人と関わることを避けていたが、ふるさとをご見学後・・・

ご主人を亡くされてから人を避けるようになった
一人暮らしの女性。
ご主人がご病気でお亡くなりになってから、ご本人は人と関わることを避けるようになり、
ほとんど話さなくなっていたそうです。
近くにお住まいのご長女は、ご本人が他の人と交流を持てるように介護サービスの利用を決めました。
はじめは一般のデイサービスに通っていましたが、「つまらない」という理由で、
職員の方や他のお客様と打ち解けられなかったそうです。

「すぐにお迎えに来ていただけますか?」
一般のデイサービスの利用を開始して1ヶ月ほど経ったある日、
職員の方から長女に電話があり、ご本人が「帰りたい」と何度もおっしゃったそうで、
「すぐにお迎えに来ていただきたい」と連絡がありました。
その日以来、他のお客様への影響があることから、受け入れを断られるようになったそうです。

カラオケのレクリエーションに興味を持ってくださった
間もなく、ケアマネジャーの提案で、ご本人と長女がふるさとをご見学にいらっしゃることになりました。
長女は小規模でアットホームな雰囲気やスタッフの人数が多いことを気に入ってくださり、
ご本人はカラオケのレクリエーションで他のお客様が楽しそうに参加している様子をご覧になって、
「面白そう!」とおっしゃってくださり、すぐにふるさとのご利用を決めてくださいました。
その様子から、ご本人がふるさとにいらっしゃる日は、カラオケや歌のレクリエーションを取り入れることにしました。

カラオケをきっかけに人との交流を楽しんでくださるようになった
次にふるさとにいらっしゃった日、はじめは馴染めずに他のお客様の近くの席に座ることを嫌がりましたが、
カラオケのレクリエーションになると積極的に参加してくださいました。
そこでスタッフは、ご本人がカラオケで歌っていらっしゃるとき、手拍子や合いの手を入れて、
より一層楽しんでいただけるように心がけました。
すると、歌が終わった後、スタッフや他のお客様に話しかけたり、
他のお客様が歌っている間、スタッフと一緒に手拍子をしてくださいました。

それから1ヶ月も経たないうちに、カラオケ以外のレクリエーションにも参加していただけるようになり、
少しずつ、他の方々との交流を楽しんでくださるようになりました。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 横浜市内