ご本人からデイサービス利用の希望があった
一人暮らしの女性。
ご自宅に浴室がないため、以前は近所の銭湯までお一人で歩いて通っていらっしゃいました。
ところが、数ヶ月前から、足に力が入らなくなり、わずかな距離も歩けない状態が続き、
銭湯に通えなくなってしまったそうです。
同時に、物忘れが多くなっていることもあり、ご本人は不安を感じ始めたので、
デイサービスのご利用を強く希望されました。
その際、「気軽に行けるような施設が良い」と、ケアマネジャーに相談したそうです。
施設内を歩くことで運動機能が向上していった
ふるさとでは、一般のご家庭にあるお風呂とほぼ同様の浴室(介護用の大きいサイズ)を使用しているので、
ご自宅の雰囲気に近いことから、ふるさとをご利用いただくことになりました。
はじめは、トイレやお風呂に移動される際、スタッフがお手伝いさせていただきましたが、
1ヶ月経つ頃には施設内をお一人で歩けるようになるまで、足の筋力が回復していらっしゃいました。
認知症の進行は水分不足が原因だった
ふるさとにいらっしゃった頃は、意識が朦朧とされることがありましたが、
ご本人のご様子から、脱水症状がその原因となっていることにスタッフは気付きました。
それ以来、ふるさとで1日1000ccほど摂取していただくようになると、
意識が朦朧とされることがほとんどなくなり、物忘れも少しずつ減っていきました。
すると、ご本人から、
「最近、物忘れもなくなったし、自分で銭湯に歩いていけるようになりたいから、
今後はもっとリハビリに専念していきたい。」と、ご相談いただき、
そのことをケアマネジャーに報告いたしました。
介護老人保健施設へ
その後、2ヶ月ほどふるさとで過ごしていただき、
通所リハビリテーション(デイケア)のサービスを受けられる介護老人保健施設への通所が決まりました。
約3ヶ月間でしたが、ご本人が一番求めていらっしゃる生活を実現していただくために、
ふるさとでお手伝いをさせていただけたことが、私たちスタッフのやりがいとなっております。
認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 川崎市内