2013年05月15日

人前で排泄、予期せぬ行動にお悩みのご家族様

人前で排泄、対応に困っていたご家族様
ご主人と二人暮らしの女性。
日頃から水分を多量に摂取する傾向があり、その分排泄の回数も多く、
我慢が出来ずに人前で突然排泄をしてしまうことがあったそうです。
ご主人はご本人の予期せぬ行動にどうすれば良いのか分からず、ケアマネジャーに相談しました。

はじめはスタッフに心を開いていただけなかった
ケアマネジャーは以前からふるさとに信頼を寄せてくださっていたので、
今回もふるさとを紹介していただきました。
ところが、お迎えにいってもご本人は無表情のまま、見向きもしていただけませんでした。

スタッフが何度お声かけをしても、お誘いに応じていただけず、
その様子をご覧になったご主人は「一緒にいこう」とご本人にお声をかけてくださると、
無言のまま頷いて、ようやくお越しいただけることになりました。

笑っていただけるまでお声かけを続けた
ふるさとにいらっしゃった当初、以前と同じように多量の水分を要求され、
五分置きのペースでお手洗いに行きました。
スタッフはそのご様子を見て、
ご本人がストレスから気を紛らわすためにそのような行動をしているのではないか、と考えました。

1ヶ月ほどは何度スタッフがお声かけをしても無表情のままでしたが、
笑っていただけるようにお声かけを続けました。
すると、少しずつ笑顔になることが増え、声を出して笑ってくださることも多くなっていきました。
以前は、「(ふるさとに)行く必要ない」とおっしゃっていましたが、いつしか「ふるさとに行くことが楽しい」と
ふるさとを気に入ってくださいました。

精神が安定され、自然に排泄回数が減った
レクリエーションにも積極的に参加されるようになり、他のお客様との交流を楽しんでくださるようになりました。
次第に水分を要求されることが減り、それに伴い、お手洗いに行く頻度も自然に減っていきました。
ご自宅でも過剰に水分摂取をすることもなくなり、突然排泄するような行動もなくなっていったそうです。
ご主人は「本当に助かっています」とおっしゃってくださり、ふるさとに通われる奥様を笑顔で見送っていらっしゃいます。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 横浜市内