2012年09月03日

「ふるさと見学」で和やかな笑顔、涙するご家族様

一人の時間を過ごすために
ご主人と二人暮らしの女性のお客様。
ご主人に対して暴力行為や、突然大きな声を出すことが続き、ご主人は少しずつ気分が落ち込むようになり、
一人で過ごす時間を作りたいと思うようになったそうです。
そこでケアマネジャーに相談し、デイサービスのご利用を決められました。

一般のデイサービスで断られ・・
最初に行かれた一般のデイサービスでは、レクリエーション時に大きな声を出すことが続き、
他のお客様から苦情が寄せられたので受け入れを断られたそうです。
ご本人の様子を見るため、ケアマネジャーのご提案で一度ふるさとを見学していただくことになりました。

「1日見学」から、すっかり馴染んでいただいた
はじめに1日見学にいらっしゃっていただき、不安なお気持ちにならないようスタッフは常に横に付いて、
「今は〇〇をやっているところですよ」「これから〇〇が始まりますよ」などとお声かけをいたしました。
すると安心された様子で、レクリエーションに大変興味を持ってくださいました。

ご家族様が今まで見たことのない輝き
ご家族様が心配されていらした大声をあげる行為もなく、施設からお帰りになる少し前には、
すっかりふるさとに打ち解けてくださいました。
その後ご自宅にお送りし、1日見学でのご本人の様子を写真付きの報告書を添えてご主人にお伝えいたしました。
笑顔でスタッフや他のお客様と会話されるお姿や、
ふるさとでお渡しした人形を抱いて満面の笑みを浮かべているお顔を写真でご覧になって、
「こんな表情久しぶりに見ました」と、感動のあまり涙を流していらっしゃいました。

はじめは週に1回いらっしゃる予定でしたが、ふるさとを気に入っていただけたので、
様子を見ながら回数を増やしていくことになりました。
また、ご主人はお一人で過ごす時間が出来たので、以前からご興味があった趣味を始めることを決められ、
楽しみが出来たことに大変喜んでいらっしゃいました。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 横浜市内