2017年07月19日

「また嫌がるかも」と不安を抱えていたご家族に

毎晩一人で外へ ご家族は目が離せなくなった
ご長男夫婦とお住まいの男性。
数年前に一度、デイサービスを試されたのですが、ご本人の拒否が強くて利用できなかったそうです。
以来、介護サービスを利用せずにご家族だけで見ていたのですが、
ここのところ毎晩のように一人で出かけるため目が離せなくなっていました。
区役所でもらったパンフレットで認知症専門のデイサービスがあることを知り、
ケアマネジャーを通して、ふるさとへご連絡をいただきました。

ご家族は「また嫌がって利用できないかも」と不安だった
ご家族は「以前のように、また嫌がるかも知れない」と不安に思われていたので、
ふるさとでは、短時間の訪問を重ねて顔を覚えてもらったり、朝は何度もお迎えに伺ったりするので、
これまで通えなかった方も快く通われていることをお話しし、ご利用いただくことになりました。
後のご家族からのお話によると、この時のスタッフのご本人への言葉遣いや態度に、
「ここなら大丈夫」と思われたそうです。
というのも、ご本人は礼儀やマナーに厳しく、また、最近はこだわりが強くなって、
我が儘とも見れる言動が多くなっていたからでした。

ふるさとでは笑顔が見られ、久しぶりに入浴も
初日、お迎えに伺うと、ご家族が心配していたような拒否はなく、
すんなりとふるさとへご来所されました。
ご自宅では、厳しい口調で拒み、半年くらい入浴されていなかったとのことですが、
ふるさとでは、そういったご様子がないばかりか笑顔も見られ、快く入浴されました。
ご家族は、ご帰宅時のにこやかな様子に驚かれ、入浴されたことや、
その後お礼を言ってくださったことをお伝えすると、涙を流して喜ばれました。

夜はぐっすり眠り、一人で出かけることがなくなった
ふるさとで十分に身体を動かしてもらうので、夜はぐっすり眠るようになり、
夜中に一人で出かけられることがなくなったそうです。
ご家族は、ご自宅とふるさとでのご本人の態度の違いに驚かれていましたが、
ふるさとでは、父としての顔ではなく、お客様としてのお顔を見せてくださっていると考えています。
ご家族より「あんなに嫌がっていたのに。利用できてよかった」と、嬉しいお言葉をいただきました。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 川崎市内