2017年07月12日

休んだり、横になったり、体調を最優先に

デイサービスにキャンセルの連絡が間に合わず不便に感じて
奥様と二人暮らしの男性。
利用しているデイサービスを体調不良で休むことが頻繁にありましたが、
施設はご自宅から遠くにあるため、休むことを電話すると、
迎えに出た後のことが多く、不便に感じていたそうです。
そんな時、近所のふるさとを利用している友人から勧められ、ケアマネジャーに相談。
近所だったことの他に、物忘れが増えていたので、認知症専門であることも気に入られ、
ご利用いただくことになりました。

こまめに体調の変化をチェックしながら
スタッフは、以前の状況を伺っていましたので、ご来所してすぐや入浴前だけでなく、
こまめに体温や血圧などを測り、体調の変化に注意しました。
はじめのうちは体温が高いことが多く、休んだり、早めに帰られることも度々でしたが、
お迎えに行った時に休まれることになっても、キャンセル料が一切かからないため、
安心してご利用いただくことができました。
ご本人は、もともと社交的な方で、ご体調の良い時はニコニコと周りの方と話され、
積極的にレクリエーションに参加されるのですが、
楽しんでいる時も、無理されないように近くで見守り、
疲れが見られた時は、声をかけて横になっていただきました。

体調を最優先に少しずつ通われて
また、健康チェックで少しでも心配があるときは、ご家族と連絡を取り、
ご自宅へお送りしたり、迎えの時間をずらして短時間だけご利用いただいたりと、
体調を優先に、少しずつ通っていただくようにしました。
昼食を残されることが多かったのですが、全員でテーブルを囲んだ賑やかな時間を
楽しんでもらうようにすると、次第に食べられる量が増えていきました。
時々、「何だったかなぁ?」、「分からなくなってしまったな」と、
物忘れから不安になるようでしたが、スタッフが隣に座ると安心されました。

体調が安定し、休まず楽しく通ってもらえるようになった
徐々に体調が安定してきて、ご利用から半年が過ぎた頃には、昼食をしっかり食べられるように。
それに伴い、朝から夕方まで元気に過ごされることが増え、お休みすることもほとんどなくなりました。
時々、不安そうな様子がありますが、スタッフが隣にいることが分かると安心されます。
「こんなに元気になるとは思わなかった」とご家族は喜んでくださり、
「ふるさとなら安心できる」と嬉しいお言葉をいただきました。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 川崎市内