2017年06月21日

日曜に利用できるデイサービスを探して

定休日の日曜に通えるデイサービスへ
ご長女ご家族とお住まいの女性。
以前から、近くのデイサービスに平日と土曜の週6日通われていました。
デイサービスが定休日の日曜は、自宅でお過ごしでしたが、
認知症の症状が進行するにつれて、ご家族だけで見ることが困難になったそうです。
というのも、お元気なご本人は外に出たがるのですが、
ご家族も見失ってしまうくらい歩くスピードが速く、道に迷う心配もあるため、
なかなか外出させてあげられなかったそうです。
日曜もデイサービスを利用したいとケアマネジャーに相談され、
ケアマネジャーの紹介でふるさとをご利用いただくこととなりました。

慣れない場所への不安を解消するために
週6日、デイサービスへ通われていることもあり、
ふるさとへも初日からご抵抗なく、来ていただくことができました。
初めての場所や環境に不安そうな様子もありましたが、
ご本人の出身地の話題でお話しかけさせていただくと、不安が和らいだようでした。
以前のことはよく覚えておられ、特にご結婚前の出来事をお話しになるとのことで、
ご家族からご理解をいただき、苗字ではなくお名前で呼ばせてもらうことに。
若い頃の記憶が鮮明な方は、結婚後のことが思い出しにくく、
苗字でお呼びすると、ご自分のことだと分からないことが多くあるためです。
「○美さん」とお呼びすると、笑顔でお返事してくださいました。

日中に活動して適度に疲れを感じていただけるように
また、夜によく眠れず、一人で外に出ようとすると伺っていましたので、
運動系のレクリエーションを積極的にご提供することに。
合間の時間もルームマーチなどで身体を動かし、日中にしっかり活動してもらうことを心がけました。
ふるさとで様々なレクリエーションを楽しんでもらううちに、塗り絵がお好きであることが分かり、
ご自宅でも取り組んでもらうと、集中して楽しまれ、外に出ようとすることが減ったそうです。

ふるさとに通うことで「新たな楽しみが増えた」
通っていただくにつれて、日曜の夜はぐっすり眠るようになり、外出の心配が減ったそうです。
日曜もデイサービスへ通えることになったことで負担が減り、
またご本人にも新たな楽しみが出来たと、ご家族が喜んでいます。
実は、認知症の症状が進行していることから、「受け入れてもらえないのでは…」と
ご利用に心配があったそうですが、ふるさとが認知症の方専門であることを知って、
「もっと早くから知っていればよかったな」と言ってくださいました。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 川崎市内