認知症専門のふるさとの利用を考えたが…
ご長男と二人暮らしの女性。
近くにお住まいのご長女が普段からお世話をしていました。
物忘れの症状に進行が見られるようになり、ケアマネジャーへ相談したところ、
認知症専門のふるさとを勧められたそうです。
しかしご長女は、症状が軽度で自覚もないのに専門の施設で大丈夫か、
また、お話し好きなご本人様が他の方と交流できるか不安でした。
ケアマネジャーと話し合い、体験として一度ご利用いただくこととなりました。
症状と性格に合わせて曜日を提案
症状が軽度であることや、社交的なご性格であることから、
同年代の女性がたくさんいらっしゃる曜日に来ていただくことにしました。
午前中は、テーブルを囲んでお話をしながらパズルや塗り絵を行い、
午後は、全員で一緒に体操や身体を動かすゲームなどをご提供し、
通常通りの流れを体験していただきました。
スタッフが隣で見守らせていただくと、リラックスしたご様子で周りの方とお話しされ、
お帰りの際に「楽しかったよ、ありがとうね」と笑顔でお礼を言ってくださいました。
すぐにご長女とケアマネジャーと相談し、ご利用いただくことが決まり、
この日いらっしゃったお客様方とすでにお顔見知りになったので、
同じ曜日に通っていただくことになりました。
体験利用と同じ曜日にご利用に
利用を開始されると、あっという間に皆様と親しくなりました。
ご自分から積極的にお話しかけ、一緒にテレビを見たり、音楽を聞いたり、
仲良くお話しする場面が見られるようになりました。
後から伺った話ですが、体験利用の後にご本人様がご自分から、
「楽しかったな。次はいつ行くの?」とおっしゃり、ご長女は驚いたそうです。
と同時にホッとし、この一言がご利用の決め手になったとのことでした。
「楽しそうに話す母が見れて嬉しい」とのお言葉をいただいた
通っていただくにつれて、ご自宅での話題が増えたそうで、
イベントの話やスタッフとの会話などをご家族様へお話しするようになったそうです。
ご長女より、「楽しそうに話す母の顔が見れて、本当に嬉しいです」とのお言葉をいただきました。
また、ご本人様はふるさとのご利用日を毎回楽しみにしてくださっているそうです。
認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 川崎市内