2017年01月18日

楽しく通って歩行機能の向上を

歩けなくなり、昼夜逆転の生活に
お嬢様ご家族とお住まいの女性。
体調不良で入院されたことをきっかけに、歩けなくなっていました。
認知症が進行し、朝は寝て夜に起きるという昼夜逆転の生活に…。
また、ひとりになると大きな声を出すことがあり、ご家族様は目が離せなかったそうです。

デイサービスに乗り気ではなかった
ケアマネジャーからデイサービスの利用を勧められたのですが、
当のご本人様は、「知らない人ばかりのところは嫌だわ」と乗り気でないご様子だったそう。
その旨も併せてケアマネジャーからご連絡があり、
すぐにスタッフはご自宅を訪問させていただくことにしました。
まずは、ご本人様と関係を築くことが第一だと考えたからでした。
ご本人様は訪問を快く受け入れ、時折笑顔も見せてくださいました。
その様子にご家族様は安心されたそうで、さっそくご利用いただくこととなりました。

不安感の解消とコミュニケーション
不安感があるようで、ソワソワとされたり席を立たれることがあったのですが、
声をかけて少し横になっていただくと、落ち着かれました。
運動系のレクリエーションを優先的にご提供すると、積極的に身体を動かしてくださり、
またレクリエーションを通して周りの方々とコミュニケーションをとられるように。
徐々にご自分からお話しかけることも増え、
冗談を言うなどして皆様を盛り上げてくださるようになりました。

ご家族にできた余裕とご本人の歩行機能の向上
ご家族様によると、ご本人様は「今日はどなたがいらっしゃるのかしら?」と、
朝のお迎えを楽しみにしてくださっているそうです。
また、「毎日接していくうちに、イライラしたり疲れることもありましたが、
通うようになってから、気持ちにゆとりができました」とのお言葉もいただきました。
ふるさとで少しずつ足を動かしていただいており、
開始から3ヶ月が過ぎた現在は、棒に掴まり3,4歩ほど歩かれるようになっております。
これからも笑顔で通っていただき、足の筋力の向上を一緒に目指したいと思っております。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 川崎市内