2015年01月14日

症状の進行 奥様が感じていた戸惑いと孤独感

他のデイサービスをご利用中 認知症の症状が進行
奥様と二人暮らしの男性。
他のデイサービスをご利用されていましたが、認知症の症状が進行し、
突然、大きな声を出したり、乱暴な言い方をされたりすることがあったそうです。
そのことで周りの方を怖がらせてしまうことも…。
ケアマネジャーは他の施設への移行を考えていました。
奥様がご本人様の言動の変わり様にお困りでいらっしゃることが分かり、
認知症の方のケアにおいて、以前より信頼してくださっていたふるさとの利用を提案したそうです。

今後のケアについて他施設の職員と打ち合わせ
ケアマネジャーと奥様とご本人様、ご利用されている施設の職員とふるさとのスタッフで、
今後のケアと施設の転所について話し合いをいたしました。
ご本人様にとって、突然環境を変えることは好ましいことではありませんので、
これまでの施設に通いながら、新たにふるさともご利用いただき、
少しずつふるさとのご利用回数を増やしていくことになりました。
はじめは週に1回からご利用いただくことに決まりました。

どちらの施設も安心してご利用いただけるように
出来る限りご本人様の環境に変化を与えることなく、ふるさとをご利用いただきたいと思い、
ご利用中の施設の職員の方やケアマネジャーから、ご本人様についてよく伺いました。
どのようなときに拒否されるのか、不機嫌になられている様子など、具体的に聞き、
そのことを施設のスタッフ全員に周知いたしました。
また、ご利用になられている施設を見学させていただき、今までの過ごし方を参考に、
ふるさとでも安心してお過ごしいただけるよう環境づくりに努めました。
そのこともあって、ご本人様は初回から抵抗なく、ふるさとにいらしていただくことができました。

ふるさとの家族会に参加された奥様「一人ではない」と実感
ふるさとに来ていただくようになり、しばらくしてから、
奥様は、スタッフにお悩みを打ち明けてくださるようになりました。
それまで認知症についてあまり知る機会も相談する相手もおらず、
進行してきた症状に戸惑われ、落ち込むことも多かったそうです。
しかし、スタッフから認知症についてご説明させていただいたり、
施設での様子や対応をお話ししたりしていくうちに、ご症状が理解できるようになられたそうです。
また、定期的に開催している家族会に参加し、他のご家族様のお話しを伺って
「(介護をしているのは)一人ではない、と実感できた」、と笑顔でおっしゃってくださいました。
今までご利用だった施設の職員の方々にご協力をいただき、徐々に利用日を増やしていったことにより、
ご本人様にとっても大きな環境の変化なく、ふるさとにいらしていただくことができました。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 横浜市内