2014年10月15日

一人暮らしのご本人 以前からご縁のある方でした

デイサービスのご利用を拒否 症状が進むのではないかと心配で
一人暮らしの女性のお客様。
他のデイサービスをご利用になられていましたが、
行くことをとても嫌がられ、涙を流してまで拒否されていたそうです。
また、他の方との交流を好まれず、いつもお一人で過ごしていらっしゃったご本人様。
ご親戚の方は物忘れなどの症状が進むのではないかと心配に思い、ケアマネジャーに相談。
ケアマネジャーの勧めもあり認知症専門のデイサービスをお考えになられました。

以前ご利用いただいた方のご家族様だった
ケアマネジャーから連絡をいただいた際に、ご本人様のお名前に聞き覚えがあったスタッフ。
確認したところ、以前ふるさとをご利用いただいていた方のご家族様であることがわかりました。
スタッフは、もしかしたら自分のことを覚えてくださっているかもしれないと思い、
ご自宅での打ち合わせに、以前のオレンジ色のユニフォームで伺いました。
(ふるさとの現在のユニフォームは緑色ですが、以前はオレンジ色でした)

以前のユニフォームで伺ったところ「覚えていますよ」と…
ご本人様は初めは覚えていないご様子でしたが、
帰り際にスタッフが「○○様、私、○○(スタッフの名前)です」と再度ご挨拶すると、
「○○さん、覚えていますよ。忘れるわけないじゃない」と微笑んでくださいました。
覚えていてくださったことはとても嬉しいことですが、以前ふるさとをご利用いただいた方のご家族様。
ふるさとにいらしていただくことで、「認知症になってしまった」と感じてしまわないだろうかと、
スタッフは心配に思う面もありました。
そこで、ご不安にならないよう「○○様、今度、私と一緒にお過ごしいただけませんか」と、
「スタッフと一緒に過ごすこと」を主体にお誘いいたしました。

「私と一緒にしましょう」とお声かけ レクリエーションに快く参加
初めてのご利用日、顔馴染みのスタッフが常に傍に寄り添い、一緒の時間をお過ごしいただきました。
スタッフが「私と一緒に~しましょう」とお声をかけると、レクリエーションや体操などに快く参加してくださり、
他のスタッフとも笑顔でお話しされるお姿も見られました。
その様子をご親戚の方とケアマネジャーにご報告すると、大変驚かれていました。
また、ご自宅のカレンダーのふるさとご利用予定日には、
「○○(スタッフの名前)さん」と書き込んでくださっていることを送迎時に知ったスタッフ。
ご利用日を心待ちにしてくださっていることに、とても嬉しく思いました。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 川崎市内