2014年09月03日

「介護は生きがい」 ご家族の想いを大切に

とても仲の良いご夫婦で、いつも一緒だった 
ご主人と二人暮らしの女性のお客様。
とても仲の良いご夫婦で、いつもお二人で過ごされていたそう。
ご本人様は、ぼんやりと過ごされる時間が増えてきていて、
ベッドからの起き上がりなどの動作にも、ご主人の介助が必要になってきていたそう。
心配に思ったケアマネジャーが、ふるさとのご利用をご提案。
デイサービスを利用することは初めてで、お二人ともご不安に思われていたそうですが、
以前よりふるさとに信頼を寄せてくださっていたケアマネジャーが、
認知症専門施設の良さを、幾度となくご主人に説明してくださっていました。

ふるさとをご利用いただくようになり、元気になられたご本人様
ふるさとをご利用いただくことになり、
施設では、初めての場所に不安を抱かれないよう積極的にお声をかけました。
徐々に、他のお客様との会話や、レクリエーションを楽しんでくださるようになり、
日に日に、ご表情が生き生きとされてきたのが、スタッフにも分かりました。
ある日、「ご本人様がふるさとを大変気に入っているようです」と、
ケアマネジャーから嬉しい連絡をもらいました。
また、症状が緩和してきたご本人様を見て、
それまで週に2回だったご利用を3回に増やすことをケアマネジャーは考えていました。
しかし、ご主人はあまりよい顔をされていなかったそうです。

ご主人にとって、介護することは生きがいだった
ご本人様が施設に来られている間、ご主人は寂しく思われていたのではないか、と感じたスタッフは、
送迎の際にご主人のお話をよく伺うように。
すると、ご主人は、奥様を介護することに生きがいを感じていらっしゃり、
それをあまり他人に任せたくないと思われていたことが分かりました。
そこでスタッフは、ご本人様がいつもご主人のことを話されていることや、
施設でのご本人様の様子を丁寧にお伝えし、今まで以上に積極的にコミュニケーションをとるように。
また、認知症の症状について、分かりやすくご説明し、
今のご本人様にとっての適切な対応方法や、今後の対応などについてお話ししました。
それからしばらく経った後、
ご主人から、「利用回数を増やすことを考えている」と、ご連絡いただきました。

ご主人とさらにお話しするようになりスタッフを信用してくださるように
ご利用開始から半年が過ぎ、ご本人様はご自分から動かれる場面が増え、とても元気になられました。
利用回数を増やしていただいたことによって、
今ではご主人ともさらによくお話しさせていただくようになり、
ご自宅の介護用品などの相談に乗らせていただくこともあります。
ふるさとのスタッフを信用してくださったようで、とても嬉しく感じます。
また、スタッフは、ケアマネジャーとも連絡を密に取り、
ご本人様にとって、またご家族様にとって、最善な対応は何かと、常に考えるようになりました。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 横浜市内