2012年09月28日

明るく社交的な性格だったあの頃に・・・

ご家族様のお声かけに反応がなくなった
会社を経営されているご主人と二人でお住まいの女性のお客様。
とても明るかった方が、ご主人や娘さんのお声かけにも反応がなくなり、
心配される日が続いたそうです。
少しでも、以前のような元気を取り戻してもらいたいという思いで、
ケアマネジャーに相談をしたところ、ふるさとにいらっしゃることになりました。

社交の場としての役割も
以前は、ご主人のお仕事を良く手伝っていたこともあり、
人をおもてなしすることが得意だったそうです。
こういったことを活かし、社交的なご自身を思い出していただくために、
ふるさとで出来ることとは何かをスタッフ全員で相談しました。

積極的にお手伝いをしていただけるまでに
まずは、他のお客様と同じようにレクリエーションに参加をしていただくことから始めました。
すぐに参加いただくことは難しいと思われましたが、他のお客様がとても楽しそうに
参加していることに影響されたようで、積極的にレクリエーションに参加してくださいました。

次に、「人をおもてなしすることが得意」だったことを思い出せるように
お昼ごはんの調理のお手伝いやお皿の準備をお願いしてみました。
すると、とても嬉しそうにうなずかれ、他のお客様へのお食事の準備を
お手伝いしてくださいました。

「得意なこと」を思い出し、明るさを取り戻した
それがきっかけになり、ふるさとにいらっしゃる時は、
積極的に食事の準備をお手伝いしてくださるようになりました。
ご自宅でもおしゃべりをするようになったり、時折家事をするようにも
なったそうです。
ご家族様は「あの頃のような明るい性格が戻ってきました。」と、
とても嬉しそうにおっしゃっていました。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 川崎市内