ご家族様のお声かけに反応がなくなった
会社を経営されているご主人と二人でお住まいの女性のお客様。
とても明るかった方が、ご主人や娘さんのお声かけにも反応がなくなり、
心配される日が続いたそうです。
少しでも、以前のような元気を取り戻してもらいたいという思いで、
ケアマネジャーに相談をしたところ、ふるさとにいらっしゃることになりました。
社交の場としての役割も
以前は、ご主人のお仕事を良く手伝っていたこともあり、
人をおもてなしすることが得意だったそうです。
こういったことを活かし、社交的なご自身を思い出していただくために、
ふるさとで出来ることとは何かをスタッフ全員で相談しました。
積極的にお手伝いをしていただけるまでに
まずは、他のお客様と同じようにレクリエーションに参加をしていただくことから始めました。
すぐに参加いただくことは難しいと思われましたが、他のお客様がとても楽しそうに
参加していることに影響されたようで、積極的にレクリエーションに参加してくださいました。
次に、「人をおもてなしすることが得意」だったことを思い出せるように
お昼ごはんの調理のお手伝いやお皿の準備をお願いしてみました。
すると、とても嬉しそうにうなずかれ、他のお客様へのお食事の準備を
お手伝いしてくださいました。
「得意なこと」を思い出し、明るさを取り戻した
それがきっかけになり、ふるさとにいらっしゃる時は、
積極的に食事の準備をお手伝いしてくださるようになりました。
ご自宅でもおしゃべりをするようになったり、時折家事をするようにも
なったそうです。
ご家族様は「あの頃のような明るい性格が戻ってきました。」と、
とても嬉しそうにおっしゃっていました。
認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 川崎市内