2012年08月30日

ご夫婦で引き籠り、奥様がふるさとにいらしてからは・・・

ご夫婦で引き籠もりの日々
ご主人と二人暮らしの女性のお客様。
ご主人がお仕事を引退なさってから外出することがなくなり、二人でご自宅に引き籠っておられました。
2年近くほとんど会話もなく日に日に元気がなくなっていったそうで、近くに住むご長女はとても心配になったそうです。
少しでも社会的な生活をして元気を取り戻してもらいたいと思い、ケアマネジャーに相談しました。

ケアマネジャーの提案でデイサービスへ
ケアマネジャーの提案で別々のデイサービスを利用されることになりました。
ところが、最初にふるさとのスタッフがお迎えにあがったとき、ご本人は「外に出たくない」とおっしゃり、
お誘いを受け入れていただけませんでした。
また、ご主人もデイサービスの利用を拒否をしていらしたそうです。

ご本人がふるさとを受け入れてくださったことでご主人も・・・
お迎えにあがるとき、毎回同じスタッフ2名でお伺いし、顔を覚えていただけるように1日に3度訪問しました。
始めの頃はご自宅にあがることも受け入れていただけなかったので、ご長女やケアマネジャーと相談し、
「病院からの依頼でまいりました」とお伝えすることにしました。
すると安心され、健康チェック(体温・脈拍・血圧の測定)をさせていただけるようになりました。
それからは少しずつ心を開いてくださるようになり、初めての訪問から約3ヵ月後にようやくお誘いを受け入れてくださいました。

そして、ご本人がふるさとにいらっしゃるようになってから、ご主人も影響され、
デイサービスの利用を始めてくださるようになったそうです。

ご家族様も楽しく過ごしていただく
お二人がデイサービスを利用してくださるようになり、ご本人も大変元気になられ、ご長女はとても安心されました。
また、ご長女もふるさとの雰囲気を気にいってくださり、
「ふるさとはとても明るくて居心地がいいのでつい寄ってしまいます。」と、頻繁にお立ち寄りいただくようになりました。
そのため、ご本人にお会いする時間も以前より増えたことに喜んでいらっしゃいました。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 川崎市内