2020年05月06日

引きこもりがちだった生活から一転 意欲的に

寝て過ごしてばかりだった
奥様と二人暮らしの80代男性。
以前は歩いて近所のスーパーへ買い物に行く、公園に散歩に出かけるなど、
時折外出していたそうですが、認知症の進行に伴いご自宅に引きこもるように。
その後、半日のリハビリ特化型デイサービスを利用し始めましたが、
「疲れるから行かない」とすぐに行かなくなってしまいました。
ご自宅では、一日のほとんどの時間を横になって過ごしていたそうです。
奥様もご高齢のため、介護が身体的負担になっていたこと、
引きこもっているご本人の筋力低下が心配されることから、ケアマネジャーに相談。
できれば半日ではなく一日過ごせるところをということで、
認知症対応型のふるさとを紹介され、ご利用へと繋がりました。

管理者がご本人にしっかり説明、見学をお誘い
ご契約の際にご自宅へ伺い、管理者からご本人に直接、
ふるさとについてご説明することができました。
「一度ふるさとを見てみませんか?」とお誘いしたところ、
「試しに行ってみるか」と乗り気になってくださり、見学にいらっしゃることに。
実際に見学をして、ご本人、奥様ともに気に入っていただくことができ、
ご利用が始まりました。

送迎車内で親睦を深める
男性のお客様は、女性のお客様より無口な方が多く、
スタッフや他のお客様と打ち解けるまでに時間がかかることがあります。
ご利用当初は、初めて行く場所に戸惑われ、少し不安そうにしていらっしゃいました。
そこで、まずはご本人のお好きなことや関心ごとを教えていただけるよう、
スタッフが一対一でお喋りを。
利用する施設からご自宅までは少し距離があったので、送迎車の中でもゆっくり会話をすることができ
次第に、穏やかにご自身のことをお話ししてくださるようになりました。

率先して手伝いをしてくれるように
ご自宅では、浴室の中まで介助ができていなかったそうで、奥様より
「ふるさとで入浴をして、傷などがないか肌の状態を見てほしい」と依頼がありました。
入浴のお誘いもスムーズに行うことができ、介助も受け入れてくださいました。
しばらくご利用いただくうちに、昼食後の片付けの際に、下膳を手伝ってくださるようになりました。
体操の時間の前には、フロアを広く使えるように、スタッフがテーブルを隅に寄せるのですが、
「やろうか」とおっしゃって、テーブル移動を手伝ってくださいます。
また、以前はご自宅で自分からお話をすることはあまりなかったそうですが、
ふるさとで何をしたか楽しそうに話してくれるようになったそうです。
ご自宅の庭仕事もするようになったそうで、
奥様は「ふるさとへ通う前より足腰がしっかりしている」と、とても喜んでくださっています。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 川崎市内