2020年03月09日

明るい人柄から施設のムードメーカーに

一般デイの見学で怒り出してしまった
2人の娘さんとお住まいの80代女性。
認知症を発症してから、入浴が難しくなり、近所のデイサービスを見学することに。
しかし見学の際に、ご本人が「私をこんなところに入れようとして!」と
怒り出してしまい、通うことができませんでした。
娘さんがケアマネジャーに相談したところ、認知症対応型のふるさとを紹介され、
ご利用いただくことになりました。

スタッフ全員であたたかく歓迎
単位数の兼ね合いから、昼食前に来所し、サービス提供終了時間までふるさとで過ごす、
という通常より短い時間でのご利用となりました。
一般のデイサービスの見学時に怒ってしまわれたと伺っていたので、
ふるさとではスタッフ全員であたたかく丁寧にお迎えしました。
すると、お連れ出しもスムーズに行うことができ、
入浴介助も穏やかに受け入れてくださいました。

同じ話も新鮮な反応で
ご利用当初は、午後になると「こんなところに来たくなかった、帰る」と
急に機嫌が悪くなることがありました。
そこで、なるべく不安感を軽くできるよう、スタッフがマンツーマンで対応。
繰り返し同じ話をされても、毎回新鮮な気持ちでお話を聞いて対応しているうちに、
徐々にご自身の色々なことをお話しくださるようになり、
スタッフとも打ち解けてくださいました。
すると「帰る」とおっしゃることはなくなり、
お送りの時間まで笑顔で過ごしてくださるようになりました。

他のお客様からも愛される存在に
ご利用回数を重ねるごとに、本来の明るいお人柄が発揮され
施設のムードメーカーのような存在に。
ご本人が施設に到着した際には、他のお客様から
「いらっしゃーい!」と声をかけられるようになりました。
ご自宅へお迎えに伺ったときにも、ご家族に「行ってくるね」と笑顔で手を振り、
楽しそうにふるさとへ通ってくださいます。
「ここは私が来るとみんなニコニコしてくれるから嬉しい」ともおっしゃられ、
スタッフ一同嬉しく思っています。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 横浜市内