2020年01月08日

大人数のデイサービスから少人数制のふるさとへ

大きなデイサービスになじめなかった
奥様と2人暮らしの80代男性。
一般のデイサービスと認知症対応型のデイサービスとが併設されている、
大きなデイサービスをご利用でした。
建物自体が大きいので、フロアも広く、ご利用者の人数もたくさん。
レクリエーションや体操なども大人数で行うため、ご本人はなじめず、
一人で過ごすことが多かったそうです。
人がたくさんいるからか落ち着かないようで、
次第に、度々「家に帰りたい」と言うように。
ケアマネジャーに相談したところ、認知症対応型で
少人数制のふるさとを紹介され、ご利用いただくことになりました。

少人数制のふるさとだからできること
どうしたらご本人が、ストレスなく、ふるさとで過ごしてくださるか、
スタッフ間で話し合いました。
以前利用していたデイサービスでは、制限が多かったと伺ったことから
「できる限り自由に、好きなことをしていただこう!」ということになりました。
ふるさとは少人数制の小さなデイサービスなので、
お客様にスタッフがついて、マンツーマンで対応することもできます。
そのため、「この時間は絶対に、皆さんで体操をしなければならない」というきまりはなく、
好きなことを好きな時間に、行なっていただくことができます。

好きなことを好きな時間に
ご本人が歩きたいご様子の時は、スタッフが付き添い、
フロアの中を歩いていただきました。
歌がお好きな方で、歌の時間に使う歌の本を
ずっと持っていることがありましたが、
そんな場合は無理に返してもらうことはせず、
一日中持っていてもらい、好きなだけ見ていただきました。
危険がなければ、無理に止めることはせず、
できる限り自由に過ごしていただいたところ、笑顔が見られるようになりました。

生活リズムが整い、落ち着いて過ごしていただけるように
歌以外にも、音に合わせて動くのもお好きなようで、
リズム体操にも積極的に参加してくださいます。
また最近は、送迎中の車の中で冗談を言って、スタッフを楽しませてくださったりも。
ふるさとに定期的に通うようになって、生活リズムが整ったからか、
今まで飲んでいた薬の量を減らすことに繋がりました。
ご家族も大変喜んでくださっています。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 横浜市内