2013年01月09日

介護に専念、飲食店を自主廃業へ

営業時間中も交代で見守り
長男ご夫婦、ご主人と4人暮らしの女性のお客様。
ご家族全員で飲食店を経営していたそうですが、ご本人に徘徊行為があり、
営業時間中はご主人とご長男は交代で見守っていらっしゃいました。
また、夜になると家中を歩き回ったり、外に出ようとなさるので、ご家族様も睡眠不足の日々を過ごしました。

営業が困難になり廃業へ
お店の営業時間の短縮や休業を余儀なくされることが続いたため、やむを得ずお店を廃業することになりました。
しかし、このままでは収入がないので、日中はご家族が仕事に出られるように、介護施設の利用を決めました。
ところが、ご本人には徘徊行為があり、受け入れが可能な施設が簡単には見つかりませんでした。
そこで、ケアマネジャーに相談し、認知症の方を全面的にお受け入れしていることから、
ふるさとにいらっしゃることになりました。

小規模施設だから出来るお一人お一人に合わせたサービス
最初の日にご自宅へお送りした際、ご主人は心配そうな表情でスタッフに本心を打ち明けてくださいました。
施設からご本人が外に出ていってしまうのではないかと、一日中心配していらっしゃったこと。
そのことをお聞きしたスタッフは、
ふるさとでは常にお客様を見守るスタッフが付いており、一人きりにはならないことをお伝えいたしました。
すると、ホッとしたご様子で「安心して仕事を探しに行けそうです。」とおっしゃっていただけました。

ご家族様のお仕事も決まり・・・
それから約2週間後、ご主人とご長男のご就業先が決まり、ご本人はお二人の就業日に合わせて、
ふるさとにいらっしゃることになりました。
「おかげで日中は安心して仕事が出来るので生計を立てられるようになりました。これからも宜しくお願い致します。」
と、おっしゃるご主人は安堵の表情を浮かべておられました。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 横浜市内