2012年10月05日

家族が勤務中でも、「寂しい」と何度も電話をかけてくる

「母が可哀想で一人にさせられない」
娘さんと二人でお住まいの女性のお客様。
とても寂しがりで、娘さんが仕事から帰るまでの間、泣きながら待っていたり、
勤務中でも寂しさのあまり、何度も電話をかけることがあったそうです。
そのため、娘さんが仕事で自宅を不在にするとき、
お客様を一人にさせていることに対して罪悪感があったそうです。
そこで、一人で寂しくないようにと、週5回ふるさとにいらっしゃることになりました。

支度からふるさとに任せていただく
ところが、利用開始当初は、お迎えにあがっても受け入れていただけず、
当日にキャンセルになることが何度も続きました。
一時は送り出しのために訪問ヘルパーを導入したこともありましたが、
それでも、介護スタッフのお誘いを聞き入れていただくことはできませんでした。
そこで、ケアマネジャーの意向により、
ふるさとで支度から、お手伝いさせていただくことになりました。

スタッフのためにお茶を振舞ってくださった
ふるさとのスタッフが支度からお手伝いするようになってからは、親しみを感じてくださり、
お客様から笑顔で接していただくことが多くなっていきました。
ある日、スタッフのためにお茶を淹れてくださいました。その時にスタッフも「よろしければ、
私たちのお茶も召し上がりませんか?」とお誘いしたところ、喜んで施設にいらしていただきました。
それがきっかけになり、ふるさとに行くことを楽しみにして下さるようになりました。

ご家族様のゆとりある生活のために
ふるさとをご利用される前までは「母が一人で私の帰りを泣きながら待っていることが
可哀想で心苦しかった」と思われていたそうです。
先日、お目にかかったときは、「今は安心して仕事に打ち込めていますし、
母にも辛い思いをさせないことが何より嬉しく思います。」と、おっしゃって下さいました。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 横浜市内