2014年1月22日

若年性認知症の方のご家族、高齢の母も介護者の一人だった

ご本人は力が強く、女性だけの介護に限界があった
お母様と奥様の3人暮らしの男性。
ご本人は50代後半から意志疎通が困難となっていき、今では食事以外すべての介助が必要になってしまいました。
昔からとても体格がよく、力も強いご本人を、奥様とお母様の女性2人が介護をしていました。
奥様は日中仕事で外出しているので、その間は80歳のお母様がお一人でご本人の面倒を見ていたそうです。
時々、ご本人は何かを思い出したかのように立ち上がって暴れることがあることや、
ご本人とご家族様の体重差が大きいので、入浴やお手洗いの介助ができない状態にあり、
家族だけで介護をすることに限界を感じていました。
奥様はケアマネジャーにデイサービスの利用を希望し、ふるさとにいらっしゃることになりました。

入浴やお手洗いは、ご本人と同じくらいの力がある男性スタッフがご対応
ご本人が大柄の方であることや、歩行も困難でいらっしゃることを事前の打ち合わせで確認していたので、
同等の力がある男性のスタッフがお迎えに伺いました。
すると、スタッフのお声かけを嫌がることもなく、ふるさとの車に乗ってくださいましたが、
施設に到着すると、車から降りることを嫌がっていらっしゃいました。
その日は、施設に到着してから1時間くらい車のドアに手をかけたり、シートに座り直したりを繰り返した後、
施設に入ってくださいました。

ビーチバレーのレクリエーションではボールを潰してしまうほどの腕力だった
次のご利用日も、施設に入っていただけるまで1時間ほど要し、
入浴のときも、担当の男性スタッフを含めて3人のスタッフがお手伝いさせていただきましたが、
浴室に入っていただけるまで、1時間以上かかりました。
また、運動系のレクリエーションでは、腕力がとても強い方のようで、
使用したビーチバレーのボールを思い切り叩いて破裂させてしまうこともありました。

送迎や入浴はそれぞれ1時間以上かかりますが、デイサービスの利用中は安心できるとのことで、
ケアマネジャーやご家族様はふるさとを継続してご利用になることを強く望まれ、
週5回ご利用いただけることになりました。

芸術系のレクリエーションでは笑顔を見せてくださった
初めてのご利用日から1ヶ月ほど経った頃、
スタッフはご本人がとても集中してくださるレクリエーションがあることに気づきました。
それは、クラシック音楽を聴いたり、絵を描くことです。
芸術系のレクリエーションのときは、顔つきが変わり、楽しそうに打ち込んでくださいました。
その様子を写真でご家族様に報告させていただくと、
「ほら、こんなに笑っている」と嬉しそうに話していらっしゃいました。

1年半、ふるさとをご利用いただいた後、ご本人は入院されることになりましたが、
「一番大変な時期にふるさとにお世話になることができて本当に良かったです。」と、
ご家族様やケアマネジャーからお喜びの声をいただきました。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 横浜市内