2013年2月20日

干渉されたくない、ご本人とスタッフの距離感

ホームヘルパーを拒否
一人暮らしの女性。ご長男は遠方にお住まいで、ご本人の様子が分からず、
とても心配していらっしゃいました。
始めはホームヘルパーをご利用なさっていたのですが、ご本人がとても嫌がったそうで、
ケアマネジャーに相談をしたところ、ふるさとにいらっしゃることになりました。

「放っておいて!」と、心配されることを嫌がった
ご本人は持病があり、ふるさとにいらっしゃってからも体調が優れず常にイライラしていらっしゃいました。
スタッフが「大丈夫ですか?」などと、お体を気遣うと、「放っておいてちょうだい!」と拒否をなさったり、
お手洗いに誘導させていただくときも、「自分で出来るから!」とスタッフの付き添いを嫌がりました。

音楽家としての誇りは顕在
その様子から、ご本人にとって居心地良く過ごせる環境について、スタッフ同士で話し合いを行いました。
ご本人は音楽家としてご活躍なさっていたので、体調に関することより音楽に関するお話をたくさんすることにし、
ご体調については、お声かけを減らしご本人の傍について見守らせていただくことになりました。

その次にいらっしゃったとき、ご本人の好きな作曲家について質問をすると、ニコッと笑顔になり、
気持ち良さそうにピアノを弾くような身振りを始められ、
現役だった頃を思わせるような凛とした表情に変わっていきました。
そして、イライラしているようなご気分のときは、お声かけをせず、安心していただけるように、
ご本人の傍についておりました。

スタッフとの丁度良い距離感が心地よい
ふるさとではご自身のペースを乱されないということを知っていただけたようで、
ピアノを弾く身振りをしたり、ご興味のあるレクリエーションのときは積極的に参加していただくなど、
居心地良く過ごしてくださるようになりました。

ご長男は月に2回ほど様子をご覧になるためにご本人の自宅にいらっしゃるのですが、
スタッフが直接お目にかかれることがほとんどないため、お電話や写真・連絡帳で報告させていただいております。
その報告をご覧になって、ふるさとでは拒否もなく楽しく過ごしていただいていることに安心してくださり、
「母が楽しそうで何よりです」と、喜んでいただけました。

認知症対応型通所介護施設 デイサービスふるさと 川崎市内